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Twitter的思考

今年になってやっていることは、毎日ブログを書くこと。それと言うのも、段々と長文を書く能力が落ちてきた様な気がしていた。

Twitterが流行り出した当初、どーも苦手意識があった。 それと言うのも、俺は思考をこねくり回すのが好きで、ある程度、頭の中でまとめてからで無いと、文章が書けなかったから。

序論的導入部を考えて、本論へ導く為の展開を考え、結論をつけるという作業が好きだった。散文的な砕けた内容でもそういった書き方を心掛けていたりもしたのだ。

主に日記的なものを書いていたのはmixiだった。当時はmixiが支流だったし、それなりの反応もあったので、書く甲斐もあった。今もそうだが、俺が書く文章は極々私的なものが多かったので、mixiの様な半閉鎖的な空間が心地よかったのもある。

ただ、段々と海外のSNSが日本に導入されてmixiの地位が下がってきた。そして、世の中の流れがTwitterになってくるとmixiの中が閑散としてきて、書く意味はあっても、書く意義が薄れてきた感が有る様になる。

周りの人はこぞってTwitterに流れて行ったが、俺はなかなか始められずにいた。と言うのも140文字にまとめるというのが、どうも上手く出来なかったのだ。

ただ、段々とTwitterで書いて行くうちに、Twitterの書き方というのが分かってきた。書き方は主に3つ。

  1. 140字に内容を要約してつぶやく
  2. 思った事をそのままつぶやく
  3. 情報の提供

その他にも、RTとかの「情報の拡散」(Twitterの主な機能はコレが売りなんだろうが)という要素もあるけど、これは自分が「書く」という能動的な意味を含んでいないので入れてない。

最初にTwitterに苦戦したのは1.の「要約」するという事。  

「要約」は思考を鍛える上で大変大切な事だけど、さして重要でも無い事を頭の中で構成して、さらに140文字に再構成する…という事が思った以上に時間がかかる。 これをやっているとまったくつぶやけない。じゃあつぶやきって?と考えると文字通り「つぶやき」なんだよね。

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それが2の「思った事をそのままつぶやく」って事。

 そこには思考の余地はなく、反射的にぱっと思いついた事をそのまま書けばいい。思いつきなので、まとまりは無くていいし、140文字に収まってなくても別にいい。そのまま続きを「つぶやけ」ばいいのだから。

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ただ、これをやっちゃうと思いもよらない「波紋」が広がる事が多々。世に言う「バカッター」と呼ばれる発言はこれなんだよねえ。まあ、たまに偉い学者さんが熟考した上で馬鹿な発言をして波紋を広げてる時もあるけど(笑)

思いつきをぱっとメモの様に書くという事はとても便利なのだけれど、それが公になってしまうという事が問題。Twitterの設定をプライベートにしておけばいいのだろうけど。

スマホなどの普及もあいまってTwitterやFacebookなどが、パソコンやネットに詳しくない人でも普通に始められているのは良い事なのかもしれないが、その辺の設定がずさんなケースも多い。Twitterなどはフォローされている人しか見られていないと思っている始末。学生がそうなのならまー多少は理解出来なくもないが、でも世の中、

「俺、こうゆうの設定するのとか全然駄目なんすよ。とりあえず使えればいいかなーって。」

とか普通に言ってるいい大人が居たりするんだよな。プライバシーとかセキュリティそうゆうのおかまい無しで。

 

話がそれてしまったが、つまるところTwitter的な思考に慣れてしまうと、

しっかりと考えて結論を出すという事がおざなりになってしまうという事がある。結論を出す事、情報をいち早く吐き出す事が優先されて、それがどうゆう事かを考えない。

大事な事は

アウトプットが早い事であり、その内容の正否ではない。情報のファストフード化とも言うべきなのか。

本来ブレスト段階でとどめておくべき会話が、公の場で大声でされている様なもんだからねえ、Twitterって。

 

そんなこんなで、少し短絡的に物事を考えがちになっていた気もするので、その辺の反省をこめ、尚かつトレーニングも兼ねて、またしばらく長い文章を書いてみようかと思ってます。

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