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能楽鑑賞記録:円満井会定例能(金春流) 矢来能楽堂

3月に矢来能楽堂で開催された金春流の円満井会定例能に行ってきました。そのまとめ。

前に見たものなのでうろ覚え。でも演目的には多彩で面白い公演でした。特に狂言の『苞山伏』はあまりにくだらなくてドリフっぽいオチ。そんな強引な…ってな感じで終わるのがいい。ほんと、狂言の山伏は変な人が多い。

知章(ともあきら)(能)

僧侶が平知章の墓に行きあたり供養していると男が突然現れる。男は知章の最後や父、知盛との葛藤の話をして消える。僧が供養の読経をしていると、再びお面を被った(在りし日の姿)で知章が再び現れる。

 

苞山伏 (つとやまぶし)(狂言)

山人が疲れて山の中で眠ってしまう。その後現れた山伏も近くで居眠り。最後に現れた男は、山人が持ってきたお弁当(苞)を勝手に盗んで食べてしまう。 食べ終えた瞬間に山人が目を覚ましたので、男はそこでたぬき寝入り。弁当が無くなった事に気づいた山人は男を起こして聞いてみると、山伏が盗んだのではないか?と答える。 山伏を起こした2人。3人で誰が弁当を食べたのか?の犯人探しが始まる。

 

嵐山(仕舞) 善知鳥(仕舞) 舟弁慶(仕舞)

胡蝶(こちょう)(能)

中国の荘子の「胡蝶の夢」のエピソードや、「源氏物語・胡蝶の巻」の話が出てくる華やかな話。梅を眺めている僧のところに蝶の精が現れて成仏させてもらうためにお経を読んでもらう。

玉ノ段(仕舞 ) 西行桜(仕舞 ) 山姥(仕舞 )

弱法師(よろぼし)(能)

俊徳丸伝説を元にした能。人形浄瑠璃や歌舞伎の『攝州合邦辻』(せっしゅう がっぽうが つじ)。 人の讒言を信じた父・通俊に追放された俊徳丸。俊徳丸を追放した事を後悔した通俊は天王寺で17日の施しを行う。そこに弱法師と呼ばれる盲目の青年が現れる。その弱法師こそが俊徳丸だった。

2013年3月2日

円満井会定例能(金春流) 矢来能楽堂

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