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TOKYO DESIGNERS WEEK 2013に行ってきた

正直微妙な気分になった『TOKYO DESIGNERS WEEK 2013』

Tokyo Designers Week

10月26から11月4日まで開催されている、『TOKYO DESIGNERS WEEK』に行ってきた。

なんだろう、この微妙な感じ…

去年は行かなかったので、1年ぶりなんだけどなんというか、まとまっていないというか…

今回はフェスをイメージした展示らしいんだけど、どーにもちぐはぐな感じで。会場内でライブをしてたりするんだけど、それがあまりデザインにからんでいない。近くでライブもやってますよーって感じで。

それなりのアーティストなんかを呼んでるんだけど、別にデザインにからんでないないんだよなあ。一イベントの営業って感じ。どーせなら、アーティストの衣装をプロデュースするとか、ステージを建築系の人がデザインするとか、もっと会場全体をフェスのイメージにするとかもっとあると思うんだけど、なんかやっつけっぽいんだよねえ。

フェスはやってるんでしょ?じゃーコンセプトにつけちゃおーよーみたいなノリ?

正直に言えば会場全体がやっつけ感満載で、会場をコンセプトなイメージに作り上げてないのに何をもってしてフェスなの?っていう事なんだよねえ。ただ箱を用意して作品ブース用意しましたよってだけ。

個別の展示なんかはよいものはもちろんあるんだけど、展示することだけが目的な感じ。なんか勿体ない。

商業ブースは商品の合同展示会で、個人デザイナーのブースはデザインフェスタのブースという感じ。だったら商業的な合同展示会を見に幕張メッセに行ったほうがいいし、個人デザイナーの作品はデザフェスで見ればいいじゃんと思ってしまう。

今年から開催しなくなっちゃったけど、ミッドタウンで開催されていた『DESGIN TIDE TOKYO』の方が会場を作り込んでいたし、作品のレベルもある程度一定のものだったなあ。でも開催しないってことは商業的に成功はしなかったのかねえ?

去年のDESIGNERS WEEKは10万人の来場があって、主催者は20万人30万人のイベントにしたいって語っていたみたいだが、商業主義が先行しすぎてただ詰め込んだだけという感じで。会場の雰囲気は学園祭の延長みたいで、玉石混合、なんというかピリピリとした緊張感とか全然ないんだよなあ。ブースによっては身内だけで盛り上がっちゃって見たい人を寄せ付けない雰囲気とかあったし。

TOKYO DESIGNERS WEEKのホームページを見たら、某脳学者が司会でテレビ番組とかやっちゃうのね。ツイートで日展とかの批判をしていたのに皮肉なもんだ。あれだけ、一部の権威主義とか閉鎖された美術界を批判していたのに、結局はそうなりそうなイベントの紹介テレビとかをやっちゃう。

イベントも大きくなると下から突き上げるものではなく、上が用意した箱に納まる感じになっちゃうのは仕方がないのかもしれないなあ。一部の利権と権威に従う感じで。だとしても、主催者とか上の方が商業主義に走りすぎちゃうと、イベント自体がつまらなくなっちゃうもんだね…理想や理念を持ち続けるって難しいなあ。

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