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「さよならソルシエ」2巻・完結 なかなか衝撃的な結末[漫画・感想]

イケメンの弟、ぼーとした人のいい兄として描かれた理由が分かる

ゴッホの弟を主人公にした漫画、「さよならソルシエ」の2巻が出たので買ってみた。話題になってるのに2巻で完結なんて潔し。
読み終わった後、凄い!と感動した!長編が初とは思えない才能だなあ、作者。

史実と言われているものとは違い、主人公のゴッホ弟はイケメン、ぼーっとして人当たりのいい兄ゴッホ。とても炎の画家とは言えない感じ。
まー、少女漫画的な表現なんだろうな、むさいおっさん同士とかだったら売れないしとか思っていた。

中盤で、兄ゴッホが豹変するだろうと思われる事件が起こるのだがそれすらミスリード。

最後の2話で全てが覆る。最後から3話目で衝撃的な事件が起こり、「えー!どうするの?」と思ったら予想を覆す展開に。本当凄い!面白い!キャラデザから始まった叙述トリックだよなあ、ある意味。「式の前日」の時にも思ったけど、この人の漫画は小説的な読後感なんだよねえ。

巻数は2巻できっちりまとまってるし、男が読んでも全然大丈夫な少女漫画(笑)なので、是非未読の人は手にとって欲しいなー。2巻だから、大人買いも楽だしね(笑)

式の前日 (フラワーコミックス)
穂積
小学館 (2012-09-10)

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