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「ワンパンマン」5巻[漫画・感想]

どんな強敵でもワンパンチで倒してしまう、「強過ぎるヒーローの悲哀」

ネット漫画で人気が火を吹いて、「アイシールド21」の作家、村田雄介が作画をしたリメイク版もまた人気の「ワンパンマン」5巻目。

リメイク版もネット漫画なんだけど、単行本に当たり、書籍用に書き直してるのが凄いねえ。ネット漫画で色々な表現方法を実験的に行っている本作なので、DVDとかで、ネット連載版も出して欲しいよね。

無免ライダーリスペクトな5巻

海からやって来た化け物、深海王に次々とやられるヒーロー達。
民間人が避難しているドームに、人の匂いを嗅ぎつけた深海王が襲いかかる。
そこに居合わせたヒーロー達も応戦するが、全く歯が立たない!そこへ「無免ライダー」が登場。
だがヒーローとしてのランクが低い無免ライダーではかなうはずもなく…

表紙からして丸ごと「無免ライダー」リスペクトな本巻。おまけのおまけ漫画まで(笑)

ヒーローと言えど「俗物」が多い中、純粋にヒーローをやっている「無免ライダー」は主人公「サイタマ」と同じ魂を持っている。
同じ信念を持っているのに、人気はあれど実力がない「無免ライダー」知名度がなく要領も良くない最強の「サイタマ」。ある意味、真逆だけど合わせ鏡の様な存在が際立つなあ。
世の中の不条理さとか単純にいかないところとかがさらっと描かれていて、やっぱり原作のoneという人は凄い。

おまけ漫画は「ヒーローの金銭」について。「サイタマ」の不器用さがよく分かるな(笑)

ワンパンマン 5 (ジャンプコミックス)
村田 雄介
集英社 (2013-12-04)

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