年末のお楽しみ、美味いお酒と上手い噺
今年も八海山の日本酒セミナー(宴会付き)&古今亭文菊さんの落語会に行ってきた。
日本酒セミナーは何回も聞いてるんだけも、毎回新しい発見があり楽しいね。今回は熱燗の話がね。55度の「飛び切り燗」が八海山は美味いですと言われて、宴会で飲んでみたら飲み口が柔らかくなって美味かったわー。
古今亭文菊さんの落語は「厩火事」と「七段目」。
「厩火事」は、髪結いの亭主の話。所謂ヒモ。ヒモ男に愛想を尽かした髪結いが、仲人に相談に来るという話で、仲人が、引き合いに出した話が、孔子の厩が火事で焼けた時のエピソードと麹町のさる旦那の女房が瀬戸物を割った時の話。
孔子は大事な馬が死んでも家来の心配をし、麹町の旦那は瀬戸物を割った女房を怒り、女房の心配をしなかったという話を髪結いにする。
その話のように、ヒモ男が大事にしている皿を割って、どっちの反応をするか試してみろと髪結いを焚き付ける。さて、ヒモ男はどうするだろうか?
「七段目」は忠臣蔵の「七段目」。芝居が大好きな若旦那と丁稚のやりとり。芝居が好き過ぎて、真似ばかりしている若旦那。旦那に頼まれて、注意をしに行った丁稚も巻き込んで芝居の真似事がまた始まって…という噺。
文菊さんの落語は正統派で、とても聴きやすく、臨場感があって本当に面白い。
まさに話芸。
特に「七段目」の歌舞伎役者の真似がうま過ぎて!迫力も満点だし、歌舞伎好きなので、その場面が思い描けてすごく楽しい。会場も大爆笑。
やっぱ落語はいいなー。
その後の宴会も、美味い日本酒と美味いつまみを堪能したよ。
酒と落語、やっぱいいねー。