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「僕だけがいない街」1〜3巻[漫画・感想]

 

タイムリープ能力を持った主人公が今と昔の殺人事件に巻き込まれる、上質なミステリー

 

角川の電子書籍セールで1 〜3巻までを購入。あまりに面白くて一気に読んじゃった。

過去に起こった連続児童殺人事件と、現在の母親殺人事件に巻き込まれた、タイムリープの能力を持った主人公のミステリー。

タイムリープの能力とは、時間を巻き戻す能力で、主人公「藤沼」は何かしら事件が起こる数分前に戻ってしまう能力を持っている。

この力は自分の意思では働かないのだが、身近で事件が起こると発動する。何度も繰り返される時間の中で、事件のきっかけとなる出来事を見つけて、それを止めないと時間は進まない。

そんな力を持った主人公だが、子供の頃に起こった事件のせいで、自分の中に踏み込めないでいた。漫画家を目指す「藤沼」は、その踏み込めない性格のせいで作品の評価が得られず、悶々とした日々を過ごしていた。

そんなある日母親が上京し、事件に関わる「ある人物」を目撃した事から事態は一変する。なんと母が殺されてしまうのだった。

その真犯人のせいで犯人にしたてられてしまう主人公「藤沼」。容疑者と成ってしまった「藤沼」は、逃走中にタイムリープが発動し…

なんと小学生時代に起こった「連続児童殺人事件」が起こる前に戻ってしまうのだった

見た目は子供、頭脳は大人な(笑)28歳の頭脳と知識を持つ小学生になったわけだが、子供の頃の記憶なんてものは曖昧なもので、事件当初までの記憶がはっきりしない。

頼りにならない曖昧な記憶を頼りにキーとなる少女「雛月」に近づく「藤沼」。彼女の境遇を変える事によって、殺人事件が起こらない様に仕向けるのだが…

動けば動くほど深みにはまる、ぐいぐいと引き込まれるストーリー展開

1巻が現代編で2巻で過去編、3巻でまた現代に戻ってくるのだが、動けば動くほど深みにはまって行く感じが面白い。2巻での過去編で、どこか冷めて感じで人に関わっていた主人公が、「雛月」を助ける為に知恵を働かせて動くところがいいのだが、それでも尚変わらない事実。

3巻で確信に近づきつつも、絶望的な状況に追い込まれてしまう。ああ!続きが気になる!

まーた読まなければ成らない漫画が増えてしまったー。本当に面白くて、上質なSFミステリーなので、そうゆうのが好きな人は是非。

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