ファブリックとしてのテキスタイルから洋服、小物まで、デザイナー別に見るマリメッコ
Bunkamuraで開催中のマリメッコ展に行ってきた。
公式サイト:マリメッコ展
フィンランドを代表するデザインブランドマリメッコ。
そのテキスタイルと服飾が時系列、デザイナー別に展示されている。
大きく単純な柄とカラフルな色彩が大きく壁に張り出され、それを洋服に落とし込んだものがトルソーで展示されている。
それと貴重な手描きのデザイン画。これがいい味。
アクリルなどでざっくりと描かれたムラのある絵がインパクトあるなあ。
あくまでデザイン画なので、あまり状態良く残っているものが少ないというのがもったいない。
面白いのはSOU・SOUのテキスタイルデザインなどを手がける脇阪 克二などは、ちゃんとリピートを考えたデザイン画になってるのが日本人っぽい(笑)
洋服の柄とか仕事で作るけど、リピート考えるのが大変なんだよねえ。
テキスタイルデザインを活かすためのカッティング
マリメッコの洋服は必要最低限のカッティングで作られた洋服だそうで、それはマリメッコの象徴ともいえる大胆なテキスタイルデザインを活かすためのものだそう。
確かにドレスのデザインなどは、単純な形状なものが多く、トルソーにかかっているとスモッグのような、のぺーっとした形の服なんだよね。
これを、モデルが着るとスタイルよく見えるんだから凄いよなあ。まあ、普通の人は着こなすの難しそうだけど(笑)
着物っぽいデザインの服もあったし、日本人デザイナーが採用されているというのもそういったアプローチがあるからかもね。
マリメッコのデザインって大正ロマンな印象あるしねえ。
日本人とは感性の相性がいいのかも?まあ、日本人の体系で着こなすのも難しいとは思うけど(笑)
いやー、良い刺激。やっぱりテキスタイルデザインは楽しい。もっと仕事でやりたいんだけど、アパレルで受けると苦労が多い割りには安いんだよなあ(笑)
やっぱ名のあるデザイナーになりたいよね(笑)
図録買っちゃった。見てるだけで楽しい。