押し付けではなく静かに生徒に語る、不思議な雰囲気の倫理の先生
ジャンプ+で試し読みをしてみて面白かったので、電子書籍で購入してみたここは今から倫理です。の1巻。
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価格:616円 |
なんとも不思議な雰囲気の漫画で、主人公の先生は考えを押し付けるのではなく、ただ静かに語る。
高校の選択授業である倫理を選択する生徒たちはただ、消去法で選んだ節があるのだが、それぞれ何かしら悩みやらを持っていて、1巻では1話一人ずつその悩みを哲学を引用してちょっと解消するという展開。
主人公の教師、高柳は哲学を「実用性は全くないけど、生きる上では必須科目」という前提で哲学を語る。
生徒たちは最初それに対して皆ピンとこないのだが、困難に直面した時に高柳の語る哲学に光明を見出す。
2話でレイプされた女生徒が自殺をしようとした時に、友達は命の大きさに対して小さなことだと説得をするのだが、高柳はそれに対して、どんな小さな悩みでもそれは死に直面するくらいの絶望になると語る。
その話の解決方法もまたちょっと意外なもので、高柳って仏頂面の割には変なユーモアがあるんだよね。
何かしら悩みがあったり哲学に興味がある人には、きっかけというかとっかかりになるかもしれないという不思議な漫画。
変な自己啓発本読むより全然いいよ(笑)