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国立新美術館で「ウィーン・モダン クリムト、シーレ世紀末の道」を観てきた

週末、国立新美術館でウィーン・モダン クリムト、シーレ世紀末の道を観てきた。

公式サイト:https://artexhibition.jp/wienmodern2019/

実はこっちを先に観てから、クリスチャン・ボルタンスキーの展示を観たんだよね。

該当ブログ:国立新美術館で開催中、「クリスチャン・ボルタンスキー」回顧展を観てきた

1階がウィーン・モダンで2階がボルタンスキーだったもので。

でも、順番的にはそれが正解だったかなー。ウィーン・モダン展、ともかく展示数が多かった。

ボルタンスキーで消耗した状態で観たら途中でへばってたかもしれない(笑)

クリムト、シーレが目的で行ったのに全然たどり着かない(笑)

展示は時系列になっていて、始まりは18世紀。

ウィーンでのモダニズムへの移行期への展示もされていて、美術だけでなく建築、工芸品の展示なども行われていた。

肖像画や風景画など、リアリズムを徹底したアートが続いたのち、近代化と共に、さそうとクリムトが登場する。

その辺りから、急にアートはデザイン的になって行くんだよねえ。

現代でも通用しようなポスターや冊子の表紙など、本当に素晴らしいし参考になる。

今ならイラレでサクッとできるけど、手書きで正確なパターンとかを作っていたんだよねえ。すごい。

そしてエゴン・シーレ。やっぱり好きだなシーレの病的さ。

実はセツに通うきっかけになったのも、シーレのクロッキーを観て、こうゆうタイプの絵が描きたいなあと思ったところから始まったんだよねえ。

シーレって20代で亡くなっているのね。だからあんなに病的な印象の絵が多いのかねえ?

それまでの肖像画などは非常に豊満な描き方をしていたんだけど、シーレに至っては急に骨っぽくなるんだよねえ。

貴族的な豊かさを表現する芸術から、より民衆的な芸術に変化していったんだろうね。色使いとか暗くなったりしてるしね。

目玉となっている、クリムトのエミーリエ・フレーゲの肖像

クリムト自体は、服飾を手がける女性との使いもあったらしく、服のデザインなんかもしていたみたい。

クリムトの絵の洋服を文化服装学院が再現したコーナーがあった。

このドレス着るのか(笑)

クリムトってポスターや雑誌なんかも手がけたりして、マルチなクリエイターの走りなのね。以外に器用な人だなあ。

いやはやいい刺激になったよ。特に後半のグラフィックデザインなどは本当に。

条件的には今より制限されているのに表現力とかは全然上だったりするものもあるんだもんねえ。

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