映画「音楽」を観たあとその足で渋谷のBunkamuraに行き、永遠のソール・ライター展を観てきた。
公式サイト:https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/20_saulleiter/
前回見逃したので絶対行きたかったんだよねえ。
街中の自然な風景でありながら、不思議な構図で写真を撮るフォトグラファー
ソール・ライターはニューヨークで活動していた、ファッションフォトグラファー。
決めポーズなどで写真を撮るわけではなく、自然な動きの中で写真を撮る。
大概が街中の写真だったりするのだが、面白いのはその構図で、被写体の前に大きな天蓋を入れたり、傘を入れたりと写真の半分以上が影だったりするんだよね。
それに被写体自体にはピントが合ってなかったりで、手前の看板とかにピントが合ったりして、写真の学校とかだったら絶対に怒られそうな写真が多い(笑)
ただ、それが構図という観点から言うと抜群にうまくて、普通の街中がどれもカッコいいんだよなあ。
写真の2/3が天蓋の影って怖くてできないよねえ、普通(笑)
ボケてたり、窓に水滴が流れる向こう側の風景を撮ったりと、よく見る風景であるはずなのに、写真自体に力があるんだよなあ。
絵を描く上で構図の勉強になるよなあ。ま、マネするとソール・ライターでしょ?とか言われそうだけど(笑)
それほど個性的な構図なんだよね。
いやはや観てよかった。俺ってば構図下手なので(笑)
図録も買ったし、色々と参考にさせてもらおうっと(笑)
永遠のソール・ライター
渋谷Bunkamura
2020年3月8日まで。