ちょうどセールだったので、以前から気にになっていたNintendo Switch（任天堂スウィッチ）のゲーム、HEADLINER：NOVINEWS（ヘッドライナー・ノヴァニュース）を買ってみた。
コロナの影響が出始めた時期だったので、なんともタイムリーな感じなゲーム内容。
ノヴァニュースの編集長となり上がってきたニュースソースを選別。それにより世論を導いていく
することは至ってシンプルで、プレイヤーはノヴァニュースという新聞の編集長となり、記者から上がってきた記事を載せるか載せないか選別するだけ。
それを14日間続けると、プレイヤーの住んでいる国、ノヴィスタンが報道の内容によって変わっていく。
記者が上げてくる記事は様々で、スポンサーの酒の有用性や保険の国有化や謎の奇病の原因や政府批判や海外勢力の影響などなど。
プレイヤーのデスク。ここに記者たちの記事が上がってくる。記事を掲載するもしないも、プレイヤーの選別次第。
載せたい記事を選んで、家路に着くと翌日街並みが変わっていく。暴動が起きたりすることもあるし、よく通っているスーパーが焼き討ちされてしまったり、首相が演説中に暗殺されてしまったり……
プレイヤーの家の風景。流れていくラジオが街の概ねの状況を語ってくれる。また窓から見える風景で街の様子がうかがえる。
警戒態勢になってしまうと街中でドローンが飛び回ったり火の粉が上がったり。
ニュースの影響は街の治安だけではない。身近な人にも様々な影響が……
ニュースによって街の治安が変わるだけでなく、身近な人にも影響が出てくることもある。
自分が気になっている同僚は移民で、報道次第では差別が助長されたり、コメディアンである兄が政府批判のネタをやったところ逮捕されてしまったり……
毎日通ってるスーパーが記事によって焼き討ちされたり、上司が政府に拘束されたり。
マスコミとしての信念を取るか、政府の犬に成り下がるか、はたまたスポンサーの意向に従うか。
それは全部、新聞の記事を握っている編集長、つまりプレイヤー次第なのだ。
ゲームが終わってもまだまだ続く
14日が過ぎると一度エンディング。ただ、条件が解放されたり、登場人物が増えたりする。
そして再び混乱の14日が始まる。
今のタイミングでやると、思い当たる節がありすぎて怖くなる
コロナの影響が出だした3月末、このゲームをやっていると、同じタイミングで流れてくるニュースがまるでゲームを再現しているようなものばかりで怖くなった。
ゲーム内でも謎の奇病とその奇病の原因と海外からの影響と政権への不満と。などなど、まるで今の世の中をなぞっているような感覚に陥る。
そうゆう時代だからこそ、報道がいかに正しくあるべきかを体現できるゲーム。
Twitterやテレビを見ていても、怪しげな流言飛語が飛び交ってるもんねえ。それによって世の中も流されている部分があるのかもしれないな。