『いつもの形なんて言ってる事自体、おこがましくない?』
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ジャイアントキリングの26巻を買いました。
ジェムユナイテッド千葉との試合。千葉の監督「教授」ことミルコビッチの策によってETUの弱点を突かれ、完璧なカウンターでのマクレガーのヘッドで千葉が先制。完全に動きを封じられているETUは、後半、宮野投入を右に投入し、赤崎を左にコンバート。そしてジーノと椿をボランチにするという奇策に出る達海。
ハーフタイムの間に達海が選手に問いかける。挑戦者としての姿勢について。挑戦する姿勢、次のステップに進むための布石。
ボランチという守備的な位置にいるのにも関わらず、あくまでも「3列目からの攻撃」と言い張るジーノがかっこいい。
走らない、守らないジーノが、相手のキックコースの視界にちらっと入ったりという地味なディフェンスとかも(笑)
そして今回の読みどころはやっぱり、椿の覚醒。達海の言葉によって徐々に自信を手に入れてきた椿がついに『達海の後継者』として名実共にエースとなりつつ椿。精神的な不安定さも挑戦者としての姿勢が払拭させる。
現役時代の達海は何をするのか分からないファンタジスタだったけど、豊富な運動量とずば抜けた突破力は長友の様なタイプなんだろうなあ。実際にプレイを見てみたい、椿。
試合と同時進行でサポーターの姿勢も問われる。前巻のトラブルが原因で、スカルズの主力メンバーが、スタジアム出入り禁止になってしまう。
古参のサポーターと、フーリガンに近いスカルズ。どこまでも対立していた2チームが小さなきっかけで徐々にまとまりつつある。チームを応援する気持ちっていうのは同じだからねえ。こっちの決着も次巻でつくのかな?
スタジアムの中で、選手とサポーター、ともに試合に対する『姿勢』を問われる今巻。結果の出るだろう次の巻が楽しみだー。