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渋谷のイメージフォーラムで「モンタナ 最後のカーボーイ」を観た[映画・感想]

あふれんばかりの羊に囲まれて三ヶ月を過ごすカーボーイのドキュメンタリー

渋谷のイメージフォーラムで公開しているハント・ザ・ワールド ハーバード大学感覚民族誌学ラボ 傑作選の内のモンタナ 最後のカーボーイを観た。

公式サイト:http://hunt-the-world.com

モンタナ 最後のカーボーイ

今は行われていない、周辺の牧場から羊を集めて、山に三ヶ月放牧する姿を追っている映画なんだけど、なんだか色々すさまじい。

まずは羊の数。引きの映像で画面いっぱい真っ白になるくらい羊がいる!

それを率いて山を登るわけだが、やっぱり言うことを聞かない羊達に段々とイライラするカーボーイ達。

「この雌豚ども!お前のお○○はくせーんだよっ!」とか悪態つきまくり。

羊なのに豚……

散々悪態をついても言うことを聞かない羊達に、

「もうたのむよ……」と最終的には弱気になっちゃう(笑)

山の中腹に仮設のテント張って三ヶ月もいたら、そりゃ嫌になるよね……ずっと爆音でメーメーうるさいし。
熊が襲ってきて夜中警戒したりしなくてはならなかったりするしさー。

牧羊犬の活躍はすごくて、カーボーイの指示に従い、羊達を誘導していく。働く犬はすげー。

白い犬もだんだんと毛が長くなり、最終的には羊と見分けがつかなくなったり(笑)

その過酷さと生産動物悲哀

その仕事に従事する人達は、それは過酷な労働状況だよなあ。そして、扱われる羊の物悲しさ。

あぶれた子羊の世話をさせるために、死んだ子羊の皮をその子羊に被せて母羊から乳をもらうようにしたりとか、羊の出産シーンとかの扱いの雑さとか。

まあ、基本的に何も考えていないのかもしれないけど(笑)
所構わずずっーとメーメー言ってるんだもんね、羊(笑)

こうゆうの観ちゃうとイルカ猟とかに反対派してる西洋人って何なんだろうなーとか思っちゃうよね。何と無ーく色々な都合が働いてる気がしてならなくなる。何が正しいのか分からん。

牧羊犬に追い回されて崖を上がっている羊達と、満員電車に押し込まれるサラリーマンとなんの差があるのかねえ。そのうちサラリーマン保護団体とか出てくるのかね(笑)

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