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漫画を描く以外、ほんとにダメなお父さん「秋津」1・2巻(完結)[漫画・感想]

ほんとにダメなお父さんとしっかりした子供のシュールな笑い

ネットで表紙の絵柄が気になって買ってみた秋津1・2巻。

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日常系の漫画で、独特な雰囲気の間のある笑いがいいなー。

ところどころでニヤっとしてしまう笑いがツボだよ。

なんとなく落語っぽい雰囲気がある漫画なんだよねえ。

奥さんが出ていってしまった、クリエイターの嫌なところを煮詰めたような(笑)あまり売れていない漫画家のお父さんと、変なお父さんにもまれて、すっかりシニカルになってしまった子供の日常。

子供に嫌がらせをすることで、締め切りの現実逃避をしたりして、周りに迷惑をかけてばかりいるのだが、実際はけっこうで小心者だったりで。

で、子供はそんな父親の心理を見事に把握していてという(笑)
そんなお父さんみてたら、クリエイター系の人間とかに、なりたくなくなるよね(笑)

身の回りにいる人たちも、どこか煮え切らないというか、くすぶっているというか。
自意識高い癖に打たれ弱いと言う面倒くさい人ばかり(笑)

その辺が変に現実的で、分かるわー感がハンパない。そんなに割り切れないよなーと思いつつ、適当にあがいてるのがね(笑)

しかしダメな人を描かせたらうまい作家さんだなあ。

気になって他の漫画も調べてみたら、前の作品とかはハードボイルドな漫画だったみたいね。そっちも買ってみようかな?

2巻でスパッと終わってるのがもったいないなー、この雰囲気ならどこまでも続けられそうだけども。もっと読んでみたかったな、この親子問答。

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