脳がゆらされるような圧倒的な圧力
国立新美術館で開催中の草間彌生 我が永遠の魂を観てきた。
公式サイト:草間彌生 我が永遠の魂
すごかった。ともかく圧巻としか言いようがない。
何かがむき出しで見終わった後、すごく疲れた。
現代美術って原始的な表現とかもあるから、なんだか心の奥底の方を揺さぶられる感じがするんだよねえ。
アート酔いを久々にしたよ。
展示会場に入るといきなり130点の壁一面に張り出された最新作。
1枚2m四方あるアクリルの作品が会場三方にびっしりと。
その物量とインパクトで圧倒される。
ここは撮影可能なので、あちこちでパチリ。
その会場を過ぎると、草間彌生の過去からの作品が順次展示されている。
初期の作品が暗くて、観ていると気分が沈んでくる。
次に進むと男性器をモチーフとした柔らかい彫刻のゾーン。
なんか生々しくてすごく気持ち悪い。それがいいのだが。
歳をとるごとに色使いが明るくなるのがなんというか、人としての襞(ひだ)を観ているようで。
人間・草間彌生を生々しく観ているようで、終わった後どっと疲れた。
すごくよかったけど疲れた。
図録を買おうかと思ったが、グッズ売り場が1時間待ちという(笑)
外のカボチャのオブジェと水玉のシールを部屋の中に自由に張っていいインスタレーションを体験して、国立新美術館を後に。
なんだかものすごく腹が減ったので、ご飯を食べてコーヒーを飲んだ。
ものすごく消耗したものを取り戻したい気分。
アートって人間性だよなあーと再認識。