無機質なコンクリートの建築たち
国立新美術館で開催している安藤忠雄展・挑戦を観てきた。
公式サイト:安藤忠雄展 挑戦
土曜の夕方なのか沢山の人。外国の方も結構いたなあ。
展示は最初の方は住宅のアーカイブで、写真と建築模型、そして図面。
コンクリートで構成されたシンプルな建物はたしかにかっこいいし、いいんだけど、住んでみたらどうなんだろ?
家具とか選ぶの大変そうだなあ(笑)
手書きの図面はものすごく精密で見応えある。
そして真ん中には直島の模型。
そして外には光の教会の実寸大の建物。
夕方なのですでに暗いんだけど、巨大な壁面の十字架から漏れる光がなんとも厳粛な感じ。
館内に戻って、奥に進むと段々と規模が大きくなり、美術館や博物館のアーカイブ。
規模が大きくなっても、シンプルな線と四角と円で構成されるのね。
後半は既存の建物や環境の保全や再構築。
プロジェクトの規模が大きくなろうが、住宅だろうが、根底のコンセプトとなるシンプルさは変わらないのね。
シンプルなデザインとかって難しいよねえ。
シンプルさはうまくいけばかっこいいけど、手抜きなようにも思われたりするし。
シンプルに至るその過程は、ミリ単位の調整と考察の数々があったりするんだよねえ。
デザインというものを考え直すいい機会だった。
図録買っちゃったよ。安藤忠雄のスケッチ付き。
3種類あるなんてズルい(笑)