メニュー 閉じる

今年もニコニコ超会議にて超歌舞伎を観てきた!(歌舞伎・感想)

今年もニコニコ超会議に行ってきました。今年はテクノ法要が良すぎたけど、もちろん超歌舞伎も観てきましたよ、千秋楽。

テクノ法要についてはこっち>https://marco-g.net/blog/2018/04/30/niconico-2/

今年の超歌舞伎、タイトルは「積思花顔競(つもるおもいはなのかおみせ)」。

獅童ミクさんも二役やるという心意気。

獅童は良いもんと悪モンの役をやるけど、どちらかというと悪者メインだったなあ。良いものは途中で死んじゃうし(笑)

席がすごく良い席で、何度も役者が脇を通るところだった。あんな間近で歌舞伎役者を観たのは初めてかなあ?

今回は結構客席に降りてくることが多かったんだよねえ。

演出、ミクさんの進化はすごいね!でも、話的にはちょっととっちらかってた印象

ミクさんの進化はすごかったね。踊りもそうだけど、セリフがどんどん違和感がなくなっていくんだよなあ。

ミクさんがカゴから降りる演出もすごくて、カゴが回ると背中が見えるようになってるんだよねえ。

スモークを焚いてのミクさん登場は、本当に立体的に見えて、舞台に立っているよう。

映像の技術はどんどん進化するなあ。

その反面、話的にはちょっととっちらかってる印象。

大詰めの殺陣の場面は、悪役の獅童と白鷺の精のミクさんが戦うことになるんだけど、前回ほどの派手さはなかった。

前回は悪役の澤村國矢が分身したり、衝撃波だしたりと獅童とのからみの殺陣がかなり面白かったけど、今回は、ミクさんがちょろっと出てきた後は、白鷺の精の皆さん(笑)と獅童の戦いがメインだったからねえ。

ふすま倒しとか歌舞伎的な派手な演出はあったけど、映像との融合は前よりも減ったような。

歌舞伎的演出が増えたってのもあるんだろうけどね。

歌舞伎の名場面の再現的な場面が増えたんだけども、そのせいでストーリー的とキャラ的におかしくない?っていうところもしばしばで。

惟喬親王が羅生門で「絶景かな、絶景かな」と五右衛門が南禅寺で行ったセリフを語る場面があるんだけども、惟喬親王って天皇の子供なわけだから、いくら悪役でもべらんめえ口調はちょっと変。公家だからねえ。

歌舞伎と現代技術の融合の、いろいろと試行錯誤の最中だと思うんだけどね。今回3回目ということで、歌舞伎の割合を増やしたのかな?字幕的なものもなかったし、見る側も目が肥えてきたってのもあるんだろうねえ。

進化もいろいろしてるし、挑戦的なこともたくさんあるので、来年もぜひやってほしいし観たい!

歌舞伎側のキャストも増えないかなー?松也あたりどう?(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です