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描けてきた!と思ってる時に陥る罠。「ブルーピリオド」3巻(漫画・感想)

藝大受験漫画、ブルーピリオドの3巻が出ていたので、電子書籍で購入。

ブルーピリオド(3) (アフタヌーンコミックス)
講談社 (2018-08-23)
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何でもそつなくこなす主人公、八虎はなんでもできる代わりに何にも熱くなれない。

そんな八虎がハマったのは美術。

答えのない世界に魅力され、ついに藝大を受ける決心をした八虎は、合格に向け美大専門の予備校に通い出す。

モチーフを見て描くことに対しては、スキルを上げつつある八虎だったが、新たな課題、抽象的なテーマを想像して描くという事。

明確なモチーフのないテーマに苦しむ八虎。

描くということはあくまで手段であり、それは目的ではない。

では、それをどう表現すればいいのか?

ある意味、自分との対面に苦しむ八虎。

描きたいものを描くということが、こんなにも苦しいものなのか?

だんだんと迷宮入りしていく思考の中、八虎の出した答えは?

絵とかを描き始めて、好きに描いていいよというのが実は難しいんだよね。

結局、好きなものを描くということは、自分の人間性をさらけ出すことだからねえ。

何かを作ったりしている人には、分かっちゃう苦しみ。

悶々とする感じとかね(笑)

八虎は出遅れた分、類稀なる努力で何となく抜け出すきっかけを作るんだけど、あんなにやれる人って、あんまりいないよなあ。

出遅れた分、自分を卑下してるけど、俺から見たら十分才能ある部類だよなあ、主人公(笑)

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