7月になってから割とすぐに歌舞伎座の第3部、風の谷のナウシカ 上の巻 ―白き魔女の戦記―を観てきた。
時間は休憩入れて3時間くらい。
新橋での再演らしいけど、前回は観ていないんだよねー。今回の公演は第1部ということで、いいところで終わってる感じなんだよなあ。続きまた歌舞伎座でやるのかな?
久しぶりの歌舞伎座はまだまだ制限が多かった
館内で食事できないとのことで、地下のお弁当屋で弁当を買ったら、整理券をくれて、地下から直通の歌舞伎座内の食堂に案内された。
エレベーターで3階まで上がりお弁当を持って食堂へ。
お弁当は柿の葉寿司と穴子のお弁当。
歌舞伎座定番のお弁当、柿の葉寿司。葉の中に押し寿司が入ってる。色々な種類が楽しめていい。
穴子のお弁当。蒸し焼きと網焼き。蒸し焼きはフワッと柔らかくて美味い!焼はパリッとしていて香ばしい。
お弁当を食べ終わると、ゴミはテーブルに置いたままでよいとのこと。そのままチケットを見せて歌舞伎座に入場。
めでたい焼きはないのかなー?と思って3階に上がるとお土産用として売っていた!
予約をすると帰りに渡してくれるとのこと。
皮の厚みがあって中には餡子と白玉が入ってるボリューミーな鯛焼き。
やっぱり歌舞伎座来たらこれ買わないとねえ。
尾上菊之助のクシャナがカッコいい!映画までの内容プラス、クシャナの孤立無縁の戦い
基本的に原作を元にしているらしい。とは言うものの原作は未読なんで、映画しか分からないんだよねー。
序盤の休憩までなら1時間40分は、映画の終わりまでの話で、休憩後の40分は罠にはめられたクシャナと土鬼(ドルク)との戦い。
序盤は映画の展開とほぼ一緒なんだけど、ちょっとダイジェスト感はあるなー。映画とか原作観てないと話が途切れる感じがある。
名シーンの再現みたいなのがあるのが映画とか観てるとグッとくるしね。ただ、やっぱり名シーンの繋ぎ合わせみたいなところがあって、ナウシカ分かってないと話が見えない気もする。
ナウシカの中村米吉はかわいい感じ。ユパ様は今や時政パパこと坂東彌十郎。カッコいいです。
休憩後の40分は、クシャナとドルクの戦争の話。
異母兄弟にはめられたクシャナが孤立無縁の状態で、最前線に残されてドルクと戦う。
途中、クシャナが戦う理由となっている母との確執、辺境の英雄となったナウシカが、クシャナに組みいるくだりがあって、最終的には窮地に陥った味方を救い、罠に嵌めた異母兄弟を排してトルメキアを我がものとする野心を語るところで終わり。
後半の40分の方が、クシャナがピックアップされてストーリーとしてはまとまっていて面白かった。やっぱり新規で作られた舞台は徐々にブラッシュアップされてくもんなのかもね。
次はファイナルファンタジーの歌舞伎かー。舞台が特殊で気になるなあ。
歌舞伎はその時代の流行り物を切り取る演目だから、どんどん面白そうなことやって欲しい。批判もあるかもしれないけど。