再度過去へ戻る主人公、今度こそ雛月 加代を救えるのか?
「僕だけがいない街」の4巻を買った。やばい、すごい面白い。ミステリーとしてかなり上質なストーローテリングだよ。
ページを捲るたびにドキドキする。良い方に話が進んでも、次のページでは悪くなってしまうんじゃないだろうか?と思わせているのがすごい。いつまでも拭えない不安感。
悪い事が起こる前兆を予期し、それにハマると時間が巻き戻ってしまう主人公悟が、トラウマともいうべき、幼少時代の用事連続殺人事件に立ち向かう話。
3度のリバイバルの経験から、取りうるべき最上の選択肢を選択して行く主人公悟なのだが、する事を変える度に見えていた未来がどんどん変わって行く訳で。そう、分かっていた未来が分からなくなる不安感。
良い事を言って近づいてくる登場人物が、誰もかれも怪しく見える。先生なんかもなーんか胡散臭い様に思えてしまうし……
それこそ作者の意図にハマってるんだろうけど。
ひとつのエピソードにけりがつくのが今巻なのだが、根本的な事は未解決のまま。そして、そうなってしまった事により、変わってしまった現代がどうなったのか?
全然拭えない不安感というのがすごい。早く続きが読みたい!
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