ある一方での日本の美術会の現状。芸術とはなにか?
チケットあるよーとの事で、日展観てきました。色々問題があったので新しい日展だそうです。
ともかく作品が多い。日本画、洋画、彫刻、書などなど。
見終わる頃にはクタクタ。
正直感想は玉石混交。おっ?と思うものもあれば、ええっー?!と思うものもある。
でもまあ、狂気じみたものは、やっぱり無いのね(笑)
観ていて思ったのは、そもそも芸術とは何なんだろう?という事。
日本画も洋画も画材が違うだけで、モチーフとかタッチとか同じ物があるし、明らかにイラストっぽいものもある。
ゴッホのひまわりっぽいのが幾つもあった。
え?これで入選?模写じゃんこれ、とか。
工芸に関しては、これはデザイナーズウィークのが受けそうと言うものもあったりで、芸術、イラスト、デザインの境目が全く分からない。
もうこれは出した先と言ったもん勝ちな世界なのかもしれないなー。
あと何というか……こうゆう美術系の人物画の顔ってみんな同じなんだよなー。つるっとしたたまご顔というか。
面白い構図でも顔があるとつまらなくなる。
美術ではこうゆう描き方をしなさい的な顔。
モデルの顔って千差万別なハズなんだけどねえ。
奇抜な作品もある事はあるけど、コラージュ感は否めない。これならどっかの専門学校の展示会見た方がグッとくる。
権威と改革のバランスって言うのも難しいなあ。
勿論、凄い作品もあるんだけどね。
ただ、全体的に俺の好きな感覚ではない感じはする。
こうゆう美術の世界もあるんだろうけどね。
芸術ってほんと誰のためにあるんだろ?とか色々考えさせられる機会ではあったな。