書の甲子園の結果は?ヒロイン望月は書道部を辞めてしまうのか?ついに完結の14巻
とめはねっ!鈴里高校書道部の最終巻14巻が出ていたので購入。
[amazonjs asin=”409151569X” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”とめはねっ!鈴里高校書道部 14 (ヤングサンデーコミックス)”]
合宿中、主人公のユカリは書の甲子園に出す作品がまとまらずにあがいていたのだが、あるきっかけを糸口に作品を書き上げる。
この合宿が最後と決めていたヒロインの望月も作品を完成させ、書道部皆で挑む書の甲子園。
果たしてその結果は?そして望月は書道部を辞めてしまうのか?
きれいにまとまって終わった感じ。まあ、最後の書の甲子園の結果は漫画らしく出来すぎな感じもするけどねえ。
ただ、ユカリの選んだ書がどれも素晴らしくて感動的な言葉なのがいいよなー。そして、それが難しい書体ではなくて分かりやすく読みやすいものだというのが、その言葉の印象を強いものとして与えてくれた。青春の1ページとしてとてもいい言葉だよなー。
個人的には書の甲子園で書いた書より、最後に出てきた「ただ一本の線を引く」という言葉が好き。作者が考えた言葉らしいんだけど、書の言葉としても、漫画家の言葉としても重いよねえ。
恋愛の方はなんとなーくにおわせた様な終わり方なんだけど、それはそれで奇麗にまとまってて良かったな。モンキーターンは競艇漫画としては面白かったけど、恋愛漫画としては、ちょっとひどかったので(笑)
書道の入門として読むにしても、青春コメディとしてもよくできた秀作。悪い気持ちにさせる人が出てこないという意味でもすっごくいい漫画だよなー。