「3月のライオン」11巻
川本家の父親トラブルが完結する話。
白泉社 (2015-09-25)
売り上げランキング: 4
主人公、零の前巻の暴走っぷりは、ひなたの天然っぷりでなんとなくスルー(笑)
一旦は引き下がったものの、まだまだ川本家に粘着を続ける川本家の父親、誠二郎。
なんというか、羽海野チカって、一見普通の風貌をしているけど、何かしら欠けている人間を書くのがうまいよねえ。いじめのエピソードもそう。
主人公、零もそういったところがあるしね。ただ、川本家と交流をすることにより、徐々にそういった欠けた部分を取り戻しつつあるみたいだけど。
後書きにあるように、この漫画は主人公、零の成長物語なんだね。まあ、変な方に成長してる感じもあるけど(笑)
ただ、守る意志のような気持ちが棋力にも現れるようで、将棋も格段に強くなってるようなのがいいね。精神的な成長って、色々な要因があるからなー。
しかし、川本家の父親誠二郎って本当にクズだよなあ。それもたちの悪いクズ。
単純に暴力的とかなら分かりやすい対象方法があるけど、無意識的に人情的な部分を刺激する発言をして人を引き込むクズ。
正しいはずなのに相手のペースにハマると、まるでこっちが悪いみたいな感じになっちゃうもんね。
強制的な執行をしようものなら、被害者面をするクズ。いやー、ほんとたちが悪い。
零の努力もあるけど、あかりとひなたが拒否をしめしたことによって、やっと解放されたされたようで。
やはり、クズにはきっぱりとした決別が必要なのね。
「GIANT KILLING」36巻
大阪ガンナーズとの決着編。
講談社 (2015-09-23)
売り上げランキング: 25
ETUの椿と、ガンナーズの窪田もの若手エース対決が見物。
戦う姿勢において大きく成長したETUの面々だけど、だからといってすぐに勝てるという訳でもないのが、なかなかりあるだよなー。
ただ今回の試合の結果、椿と窪田はブランの目にとまり日本A代表入り!
次巻はA代表の話のようで、癖のある海外組とかの活躍が見れるようで、そんな中、椿はどうたちまわるのか?
ここのところ劇的に成長した椿だけど、A代表入りしたところでまた弱気になるのがね(笑)
それをうまく導くタツミって、やっぱりいい指導者だろなあ。