芸歴70年!80を越え、いまだにハリのある声で歌う浪曲家の演目映像
渋谷のアップリンクで公開されている港家小柳IN-TUNEを観てきた。
太刀山と清香の友情という演目を映画として上映。演目の上映なので時間は33分
と短め。英語字幕付き。
いやー、すごかった!なんという臨場感。そして、80を越えてあのボリュームとハリのある声。
迫力満点で是非、生で観てみたくなった。
近々、浅草木馬亭で公演があるらしいので行ってみようかな?
浪曲というのは、三味線の伴奏がある語りで、会話なども一人で行う。その辺は落語っぽいんだけど、盛り上がりどころは、朗々と歌い上げるんだよね。
伴奏である三味線との掛け合いはフリージャズのようで、その場その場の盛り上がりでお互いにせめぎ合うう。間の取り方とかビバップのようなグルーヴ感があるんだよねえ。たまらん。
お客さんが、合間合間で入れる相の手の拍手もいいんだよね。会場が一体になってる感じで楽しそう。
太刀山と清香の友情のストーリーはこんな感じ。
大取り組みを控えた相撲取り、太刀山が親方の借金のかたとして、次の一番を負けることを要求される。
次の一番は実は賭けの対象になっていたのだった。
賭けのための八百長など、断固として拒みたいところだが、恩のある親方のため、一旦はその八百長を引き受けようと思う太刀山だったのだが、馴染みの芸者、清香が借金の肩代わりをしてくれたため、太刀山は本意で勝負に挑めるのであった。
相撲の取り組みのシーンとかも迫力満点で、見ているこっちも力が入る。
港家小柳の浪曲自体は文句無しなんだけど、ちょっと残念だったのは、録音の音が悪かったこと。特に高音が聞き取りづらい。そんなわけで英語の字幕が役になったという(笑)
やっぱり生で聴きに行けってことなのかもね(笑)