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日露戦争後の北海道、金塊をめぐる冒険譚「ゴールデンカムイ」1〜4巻 [漫画・感想]

明治期の北海道を舞台に繰り広げられる冒険譚!のフリをした山賊ダイアリー(笑)
ネットの評判がすこぶるよかったので、ポイントがあったのでまとめて電子書籍を買ってみた
ゴールデンカムイ**1〜4巻。

お、面白い!
明治期の北海道を舞台に有象無象がお宝の金塊を求め合う!って話でも燃えるんだけど、その当時の北海道の風俗とかアイヌの生活とかを、良く調べていてそれを知るだけでも面白い。

主人公は日露戦争の生き残り、不死身の杉元と言われる男とアイヌの少女アシㇼパ。

二人はひょんなことから、当時としては莫大な金額の金塊が北海道に眠ることを知る。

それを隠した男は網走刑務所に収監されたのだが、彼は金額の隠し場所を他の囚人達の入れ墨に残した。

入れ墨をした囚人達は脱獄したのだが、その入れ墨はそのままでは意味をなさず、囚人の皮を剥いでつなぎ合わせないと正確な場所を示さないものだった。

北海道をさまよう囚人達を探しだそうとする杉元とアシㇼパだが、囚人達は生きて逃げ回っているので、なかなか捕まえることができない。

それだけではなく、入れ墨をされた囚人達はかなりの曲者ぞろい。

そして、その囚人達を狙う第七師団の鶴見と死んだはずの土方歳三。

次々と現れる強敵達。杉元とアシㇼパは金塊を手にすることができるか?

丁寧な当時の北海道とアイヌ文化の紹介と美味そうなジビエ料理

冒険パートも面白いのたが、合間に挟まれるアイヌ文化の紹介と狩りをしてそれを料理し食べるシーン。

これが美味そうに食べるんだよねえ。本当美味そう。アイヌの狩りの紹介とかも丁寧だし、狩りの紹介は山賊ダイアリーみたい。

まあ、目玉とか脳とか生で食べるのはちょっと……(笑)

ま、本編の進みが遅い気もするのは、あっちこっちでいろんな物を狩ってるから何だけど(笑)

熊、鹿、リス、狸、鷲、鯨……ともかくいろんな方法で狩っていく。

そして狩ったら食べる。人として正しい(笑)

残酷なシーンも多いけど、シリアスパートとコメディパートの切り替えが秀逸で本当に面白い漫画だよ。

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