スマホネイティブ世代にとって、フォルダはまとめるだけのもの
人様の前でデザインやらMacやらの話をする仕事をがあってすることがあるのだが、スマホネイティブ世代に対して、ファイルの保存について話すのが一苦労。
ともかく適当に保存してしまうんだよねえ。
個人的に使っているハードディスクを、Macにつないでファイルを保存してくれというと適当に保存する。
で、翌週前のデータを使って作業とかになるとデータが見つからない!と大騒ぎ。
よくよく話を聞いてみると、ハードディスクに保存したかどうか覚えがないという……もしかして、前使っていたパソコンのどっかに保存した?と聞くとどうやらそうらしい。むむむ……
まあ、PhotoshopやIllustoratorの解説だけならそれでもいいんだけど、Webに関する話になるとそれだとどうしようもない。
Webはそもそもがフォルダで階層分けしたりするので、フォルダの中に入れるということがリンク先が変わるということな訳なんだけど、それを理解してもらうことが一苦労。ほんと苦労。
「入れたら場所が変わるでしょ?」と話をしてもピンとこない。そもそもがファイルがどこに入っているかなんてことを全く気にしていないから、Webとして開発しているフォルダ以外のところから、バンバン画像のリンクを貼る。
完成したWebサイトをまとめてメールで送ってくれというと、index.htmlだけが送られてきたりする。関連したファイルは、作成したフォルダ外にあるので、それを同封して送ってこない。むーーー。
まあ、それ以前にフェイル名は半角の英数で付けてねって話を徹底することすら大変なんだけどね(笑)
スマホで隔絶する知識格差
スマホってほんと、バックボーンで何がどうなってるのかって気にせずに使える部分がありすぎるんだよねえ、特にiPhone。Androidのがまだ不親切。
そもそも撮った写真のファイルがどのディレクトリに保存されてるのかも全くわからない。なんで、その辺全然気にかけない人がどんどん出てくるんだよねえ。
パソコン嫌いな団塊の世代と同じくらい、パソコンが使えない10代、20代は結構いて、概念的な話から始めないとならないという。
「ほら、ここに箱があるでしょ?これに入れるんだよ」みたいな。
どこに入れようが検索すればファイルなんて見つかるじゃん!と思う人がいると思うが、そもそも検索なんてしないんだよね……
だいたい、googleでの検索とかも下手くそなので、目的のものなどが出てこないパターンがほとんど。まあ、その辺は別の話になるので、また書きたいと思うけど。
だもんで、できるやつはできるけど、できないやつはできないという状況がどんどん進むんだよねえ。仕事でもPCでファイルを扱うことはあるので、こわい話なんだけど。だいたいがヒューマンエラーじゃん、機密情報が漏れたりするのって。だって、保存先を分かってないんだもん(笑)
最近の小、中学生は習い事でプログラム学習をしているみたいなので、強い子は多そうだよねえ。その間に挟まれたスマホネイティブな世代は、俺らが感じているパソコン音痴世代へ対する苛立ちみたいなものを感じるようになるんだろうか?
歴史は繰り返しちゃいそ。