Blur再結成からアルバム制作までのドキュメンタリー
新宿のピカデリーでBlurのドキュメンタリー映画、New World Towersを観てきた。
公式サイト:ブラー:ニュー・ワールド・タワーズ
Blurの最新アルバムTHE MAGIC WHIPの制作を追ったドキュメンタリーなんだけど、なんかバンド内での友情の話だったような。
Blurがオリンピック関係で再結成して、香港でライブをし、ちょうど次のライブが中止になったことで空いた5日間で、THE MAGIC WHIPのサウンドをスタジオにこもって録ったそう。
中止になったライブってどうやらネットではステヤンと呼ばれてるTOKYO ROCKSのことだったようで(笑)
やることのなくなったメンバーが、香港の狭いスタジオにこもって適当に弾きながら曲を作っていくのが楽しそう。
時にはoasisのWhateverを弾いて「お前それやめろよー」とか言ったりして(笑)
その音源は一度はお蔵入りするんだけど、一度脱退したグレアムが音としてまとめたいと言ってプロデューズ業を初めてかって出て、それを恐る恐るメンバーに提示したら評判が良かったという。
なんというか、ギターのグラハムはインタビューとかを見てると繊細で気難しく職人肌な感じ。デーモンはやりたいことをガンガンやって、強引なところがありそうな感じ。手法をコロコロ変えるデーモンにグラハムがついていけなくなったという感じなのかもねえ。そうゆうのって分かるなあ。
グラハムとデーモンの関係が、長年の友人で、それゆえに噛み合わなかった部分とかがあったりで、その関係のこじれとかがあったんだろうねえ。親友ともいうべき人物とこじれると修復するのもなかなか大変だもんね。
グラハムのインタビューで、評論家とかに批判されるのは平気だけど、友人であるメンバーに批判されるのが一番怖いってようなこと言ってたんだよねー。
そんな二人が楽しそうにスタジオでセッションとかしてる映像を見ると、やっぱりおっさんになっても友達っていいもんだよなーとか思ってしまう(笑)
Blurは4人でいる時がBlurであって、ツアーが終わるとそれぞれの個に戻るっていうのも大人の友情って感じ。それぞれ仕事があって何年会わなくても、集まれば当時のノリを取り戻せるってのがね。いいなあー。
アルバムTHE MAGIC WHIPは割とサラッと聞き流してたけど、この映画を観た後に聞くとまた違った印象を得るなあ。
音楽のドキュメンタリーであってながら、テーマは友情みたいなちょっといい感じの映画。おっさんたちがきゃっきゃうふふしてるのが楽しそう(笑)
これを観ると昔バンドやってたりした人は、また集まってセッションとかしたくなるよね、俺もなったよ(笑)