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レポート漫画というよりは作者の独白「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」

レズ風俗を期待するとかなり違う、どちらかというと親との確執な話。

ネットで話題だったので、さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポを電子書籍で読んでみた。

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ
イースト・プレス (2016-06-30)

読む前からある程度内容については、アマゾンの評価などで知っていたのだが、読んでみたら思った以上にヘビーな作者の独白だった。

導入として、その話はアリなんだけど、いかんせん長い……

話的にはほぼ、レズ風俗に至る前の生い立ちと葛藤。

親の期待値が高いがために、親に褒められることが無く、誰からも認められないんじゃないか?というような心理状態に陥った作者が、人を遠ざけて、結局引きこもりのような状態になってしまい、それではいけないっ!ということで、振り切るきっかけとしてレズ風俗に行くという、極端な振り幅になった話が永遠。

言ってしまえばエヴァの碇シンジみたいに、褒めてもらいたいという欲求が高まって、それのブレイクスルーなきっかけとしてレズ風俗に行くという感じかな?

まあ、世界滅ぼさないだけいいのかなと(笑)

肝心なタイミングで褒めるのは大事

肝心のレズ風俗レポは、最後の方でちょろりと。

それを期待するような展開(笑)では無く、ある意味生々しい感じの感想。

まあ、そうなんだろうなあ。

そもそもこれまで人とのコミュニケーションをことごとく逃げてきた人が、いきなり裸ですることするってのはハードルが高いよねえ。

でも、その通過儀礼を通ることにより、作者は親の庇護から抜け出して、自分の道に進んでいく。

レズ風俗にいってそれをレポート漫画にするなんて普通を通り越しちゃってるけど、荒療治じゃないけど、一度どつぼはまったに人は、極端なことをしないと抜けられないのかもね。

今の世の中、こうゆう人って、意外に多いんだろうなあ。

なんだかんだといって、対人関係が一番面倒くさいもんね。

最初の対人関係というべき親子関係がうまくいかないと、総じて自信の無い人になっちゃうのかもね。

やっぱり褒めることって大事だなーと思える漫画だったよ。

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