レズ風俗を期待するとかなり違う、どちらかというと親との確執な話。
ネットで話題だったので、さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポを電子書籍で読んでみた。
読む前からある程度内容については、アマゾンの評価などで知っていたのだが、読んでみたら思った以上にヘビーな作者の独白だった。
導入として、その話はアリなんだけど、いかんせん長い……
話的にはほぼ、レズ風俗に至る前の生い立ちと葛藤。
親の期待値が高いがために、親に褒められることが無く、誰からも認められないんじゃないか?というような心理状態に陥った作者が、人を遠ざけて、結局引きこもりのような状態になってしまい、それではいけないっ!ということで、振り切るきっかけとしてレズ風俗に行くという、極端な振り幅になった話が永遠。
言ってしまえばエヴァの碇シンジみたいに、褒めてもらいたいという欲求が高まって、それのブレイクスルーなきっかけとしてレズ風俗に行くという感じかな?
まあ、世界滅ぼさないだけいいのかなと(笑)
肝心なタイミングで褒めるのは大事
肝心のレズ風俗レポは、最後の方でちょろりと。
それを期待するような展開(笑)では無く、ある意味生々しい感じの感想。
まあ、そうなんだろうなあ。
そもそもこれまで人とのコミュニケーションをことごとく逃げてきた人が、いきなり裸ですることするってのはハードルが高いよねえ。
でも、その通過儀礼を通ることにより、作者は親の庇護から抜け出して、自分の道に進んでいく。
レズ風俗にいってそれをレポート漫画にするなんて普通を通り越しちゃってるけど、荒療治じゃないけど、一度どつぼはまったに人は、極端なことをしないと抜けられないのかもね。
今の世の中、こうゆう人って、意外に多いんだろうなあ。
なんだかんだといって、対人関係が一番面倒くさいもんね。
最初の対人関係というべき親子関係がうまくいかないと、総じて自信の無い人になっちゃうのかもね。
やっぱり褒めることって大事だなーと思える漫画だったよ。