毎年恒例の旨い酒を飲んで聞く、日本語の美しい落語、古今亭文菊
竹ノ輪さん主催のイベント八海山利き酒会 × 古今亭文菊落語会に今年も行ってきた。
毎回、行けるかわからない時期なのでギリギリに申し込んだ形(笑)
利き酒は当たらないよっ!
まずは八海山の利き酒。4本のシークレットの瓶を飲んで、5本の中から選ぶんだけどねー。
八海山の方が正しい利き酒の仕方を教えてくれたのだが、お酒が目の前にあったらねえ(笑)
おちょこの半分くらい注いで、まず香りを立たせて、じゅりゅじゅりゅとすするように空気を含んで口に入れ、舌全体で味わったあと、吐き出すのが正しい利き酒の仕方らしい。が。
もったいなくて捨てられないっ!おちょこに半分ぐらい入れてゴクゴクと飲んじゃったので、目隠しの酒を飲んだ時点で酔っ払い(笑)
あとあれだね、昼ごはん食べて行かないとダメだねー。空腹で飲むと酔う酔う。
とりあえず4本中2本当たった(笑)利き酒は飲んじゃダメね。
利き酒の後は、古今亭文菊さんの落語!
利き酒の後に落語聞くのってちょっと辛いわーとか思ったのだが(笑)
いやーさすがの古今亭文菊!聞き惚れてしまったわー。
ともかく日本語がキレイな落語家さんなんだよねえ。そして、2番目にやった芝浜のグッとくるとこ。
去年も柳田格之進がグッときたもんなあ。
該当記事:「八海山日本酒セミナー&古今亭文菊落語会(宴会付き) 2015年冬」に行ってきた
今年は巌流島と芝浜。
巌流島は、舟の上の噺で、キセルの雁首を川に落としてしまった短気な若侍をあしらう、老侍の話。
非常に馬鹿馬鹿しくて大笑い。
芝浜は酒に溺れた魚屋の勝の噺で、その魚屋が久々に魚を仕入れに市場に行くのだが、時間を間違って早く着いてしまう。
仕方がなく浜辺でタバコをふかしていると落ちている財布に気がつく。
中を開けてみると中には小判が42両。
仕入れもせずに家に帰って妻に財布を見せ、もう働かなくていいからということで酒を飲んで寝てしまう。
次の日起きてみると、妻が魚の仕入れに行ってくれという。
昨日財布を拾ったんだから、そんな必要はないと勝は言うのだが、妻はそんな事実はなくそれは夢じゃないか?という。
こんな夢まで見てしまうなんてなんて情けないと心を入れ替える勝であったが……
笑って最後にはグッとくる、文菊のその噺っぷりがやっぱりいいんだよねえ。すっかり酔いが覚めたよ(笑)
そして最後はお待ちかねの宴会!
今回も八海山の麹などを使った美味しい料理の数々!
もー飲んで食べてしまい最後には腹が張って仕方がなかったよ(笑)