かんじきを履いて雪山に設置されたアート作品をめぐる、トレイルツアー
冬の越後妻有アートトリエンナーレ、まつだい農舞台で開催さ入れている、SNOWART TRAILに参加してみた。
かんじきを履いて、まつだい農舞台の目の前にある山道を歩いてアート作品をめぐるツアー。
公式サイト:SNOWART TRAIL
地元の方で、アート作品を作るのを手伝ったりしたガイドさんつきなので、そのアート作品の内容は苦労話しが色々と聞けて大変楽しかったよ。
今年の積雪量はかなり少ないようで、さほど高い雪ではなく、ここ数日気温も高くて雪が凍ってしまっていたので、かんじきを履いた意味があんまりなかったけど(笑)
マーリア・ヴィルッカラ「Hidden Village / かくれ里」
雪の中の廃屋のイメージだそう。
そのまま設置できないので、形を作って下から大人数人で運んできたそうだ(笑)
高橋匡太「森の灯々」
杉林の中に窓枠があり、そこに電球が吊るしてある。 マーリア・ヴィルッカラの作品が廃屋ならこちらはまだ生活している家の窓窓の明かりをイメージしているそう。
電球はついたり消えたりしていて、上の方でコンピュータ制御してる。
林舜龍「春を待つ」
山道の山側と川側に雪像が何隊も設置されていて、山道を境にあの世とこの世を表しているそうだ。
雪像の中には水仙の球根とふきのとうの球根が入っていて、雪が溶けてそのまま水仙やふきのとうが根付くらしい。
台湾の学生の人がたくさん来てアート作品を設置したそうだが、言葉が通じず苦労したそうで。
足跡つけたくないのにガシガシ登ったりとか、雪が珍しいからって仕事しないで遊んでたりとか(笑)
アーティストの意向とかいろいろあってともかく大変な作品だったそうだよ。
山道を抜けると、持ってある雪山の上に像が。これをあげるのも大変だったらしい。重量が結構あるのに、雪山にはあとをつけたくないとのアーティストさんの意向があったようで……
雪アート・新潟ユニット
本間惠子「雪を聴く」
雪の中に五線譜。ついた雪玉を音符に見立てて演奏したんだって。
「音楽にはならないねー」と笑いながらガイドさんが言ってた(笑)
前山忠「雪の視界2017」
竹を立てて真っ白な雪面を区切ると違う形になるというもの。
堀川紀夫「第6回山ぞりまつり」「Tensegrity-6 (Snow Flower) 」
やはりガイドさんのついたツアーは楽しい
1時間ちょっとのトレイルアートツアー。お昼前に行ったので、戻った頃にはお腹がペコペコ(笑)
やはりガイドさんつきのツアーは楽しかった。特に作品を作る上での裏話とか聞けるのがいいね。
作品「春を待つ」の型。余った水仙とかもたくさんあって「どうしようなねえ、これ」とガイドさんが言ってた(笑)
やはりアートは大変だ(笑)