もふもふのネズミやリスが飛んだり回ったり!ピーターラビットのお話がオムニバスで展開するバレエ
Bunkamuraのオーチャードホールで開催されたバレエ、ピーターラビットと仲間たちを観てきた。
Bunkamura公式サイト:ピーターラビットと仲間たち
同時期にムーミンのバレエがやってるんだけど、どっちか迷った結果、もふもふ具合でピーターラビットに(笑)
着ぐるみを着てのバレエってどんなんだろう?という好奇心もあったんだよねー。いやーすごかったし面白かったよ。
ただ、ポスターに偽りありというか、ピーターラビットは主役じゃないのね……全然出てこないんだもん(笑)
エピソードの合間に出てきて、にんじん持って踊るだけという(笑)ピーター!
エピソードは
ハリネズミのティギーおばさんのおはなし、
アヒルと紳士なキツネのあひるのジマイマのおはなし、
子豚のこぶたのピグリン・ブランドのおはなし、
カエルのジェレミー・フィッシャーどんの おはなし、
ネズミの2ひきのわるいねずみのおはなし、
そしてリスのりすのナトキンのおはなし。
動きが面白かったのはちょっと体型に無理があるけどアヒルの話と、ドールハウスをぶっ壊しまくり、バレエなのに階段落ちがあるネズミ、そしてやっぱりいたずらが過ぎてフクロウに尻尾をちぎられてしまうリスの話。
もふもふの着ぐるみなんだけど、ちゃんとバレエの動きをしていて、姿を追っているだけで話が見えてくるという。
圧倒的な身体能力の熊川哲也のバレエとバレエでアイススケートの動きを表現する「レ・パティヌール」
演目はピーターラビットだけではなくて、熊川哲也とバレリーナ、そして伴奏はピアノだけというパッションフルーツという演目と、バレエでアイススケートを表現するレ・パティヌール スケートをする人々という演目の計3つ。
パッションフルーツは壇上にピアノと椅子が二つ置いてあって、そこから始まる。
男女の激しい動きが前衛的な雰囲気のバレエで、愛し合ってる男女のうち女性が倒れてしまって、その女性が急にむっくりと起き上がり、男に迫る。
男はピアノに隠してあったロープを取り出すもののためらってる間に絡み合って……というような展開。
なんとも肉感的なバレエだった。
最後のレ・パティヌール スケートをする人々は円形のスケートリンクを舞台にした、様々な人のスケートで遊ぶ姿。
面白いのが移動している動きがまるでスケートをしているような動きなんだよね。
俺は3階席という遠目で観たので、本当にスケートをしているみたい。
25分の演目だけど、最後まで動きとコンビネーションであっという間な感覚だった。動きの面白いバレエだなあ。
最後に良かったのはカーテンコールで指揮者が呼ばれた時に、指揮者の人もスケートの動きで近づいていったのがね(笑)乗りが良くていいわあ。
やっぱりバレエは面白いな。
クラッシックの音楽も気持ちいいし、たまに観に行きたいなあ。