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歌舞伎とフィギュアの融合!「氷艶 2017婆娑羅」を観てきた[歌舞伎・感想]

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歌舞伎とフィギュアスケートとプロジェクションマッピングと!ともかくド派手なインパクトある公演!

代々木体育館で開催された氷艶 2017 婆娑羅を観てきた。

氷艶

歌舞伎とフィギュアスケート?!という色物的な組み合わせがどうなんだろう?という興味本位でだけど、大変面白かったよ。

2時間半があっという間(途中30分休憩)。

特にチームラボのプロジェクションマッピングがすごくて、リンクも投影できる演出がすごすぎ。

ラスボスの一人岩長姫の市川笑也が舞台背後のスクリーンに大写しで投影されて、手を伸ばすとリンクにその手が映し出されて、滑って逃げてる義経の高橋大輔を捕まえる!なんてシーンがあって、もはや、ファイナルファンタジーのラスボス戦を観ているよう(笑)

スケートリンクの上なのに、溶岩の上で戦ってたり、波が荒れ狂う海の上だったりと、舞台設定が自由自在。

あれはすごいよなあ。演劇の常識を変える演出だよなあ。

スケートの速さと歌舞伎のタメ

序盤はちょっとフィギュアと歌舞伎の演出がちぐはぐは部分があったんだよね。

歌舞伎の人は半分くらいスケートを履いていなくて、移動などがちょっとバダバタして。

あと演出などで、序盤はフィギュアのイメージダンスのようなものが多くて。

個々バラバラな印象があって大丈夫かなあ?と思っていたのだが、後半は俄然盛り上がってくるんだよね。

総力戦になってくるとフィギュア、歌舞伎が混在してきて、いい感じで混ざり合った感じになっていったんだよねえ。

荒川静香が扮した蛇髪姫が禍々しく、吊られていた巨大な蛇の中に人が入って、氷面をうねりまくるとかすごく盛り上がったよ。

氷艶

染五郎の踏ん張りと笑也が頑張ってた!

歌舞伎側でずっとスケートを履いていたのは、染五郎と笑也

染五郎は中盤、スケート靴で六法を踏む!という荒技をやってくれた!

転んじゃったけど(笑)

そして、凄かったのが市川笑也

女王の丈の長いスカートを履いてかつらを被り物大きな衣装を着ているのに抜群の安定感で滑ってるんだよねえ。

なんか上から見てるとゼンマイのおもちゃのようにすーっと動いてるんだよね(笑)

染五郎も頑張ってはいたけど、やや腰が引けてる時とかあったんだけど、笑也はずっと安定してた。

さすが元アイスホッケーやってただけあるわ。あんな重い衣装つけて(笑)

ストーリーはないも等しいのがちょっと残念(笑)

ストーリー自体はあんまりないようなものなんだよなあ。

なんというか、歌舞伎オールスターバトルというか、まさに光栄のゲーム戦国BASARAみたいなもんで、高橋大輔の義経と亀鶴たフィギュアの面々の正義チームと染五郎、仁木弾正率いる歌舞伎の悪人チームが戦うっていう話だからねえ(笑)

まあ、初演だから今後ブラッシュアップしていくのかもね。

これは一回で終わっちゃうのは勿体無いなあ。

演出面とかともかく挑戦的だったので、もっと練って再演してほしいなあ。

でも、来年は染五郎が幸四郎襲名だから、寄り道は無理かなあ……

でも、色々な可能性を観てみたい!


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