丸子地移動動物園の備忘録

どっこい生きてるフリーランス-東京で活動するグラフィックデザイナー『丸子地移動動物園』のブログ

5月文楽・吉田玉助襲名披露公演を「本朝廿四孝行」を観てきた(文楽・感想)

| 0 comments

5月文楽・吉田玉助襲名披露公演を「本朝廿四孝行」を観てきた(文楽・感想)

国立小劇場5月文楽公演を観てきた。

今月は五代目・吉田玉助の披露公演で、口上が聞きたかったので、第一部、本朝廿四孝義経千本桜の道行

5月文楽・吉田玉助襲名披露公演を「本朝廿四孝行」を観てきた(文楽・感想)
5月文楽・吉田玉助襲名披露公演を「本朝廿四孝行」を観てきた(文楽・感想)
5月文楽・吉田玉助襲名披露公演を「本朝廿四孝行」を観てきた(文楽・感想)

人形遣いの口上は先月の義太夫とは違って、舞台に10人くらい並んでの口上。

ただまあ、人形遣いの方々なので、しゃべるはぼくとつな感じ(笑)そんな中、桐竹勘十郎さんだけがベシャリが上手いという(笑)

しかし襲名披露演目が本朝廿四孝勘助住家の段って、他にもっといい感じの役があったような気もするのだが(笑)

後で書くけど、ロクデモナイ話だもんなあ、本朝廿四孝(笑)

どこが孝行の話なのかわからん!子供は死に損な気もするし皆、自分のことしか考えてないような気もする「本朝廿四孝」

本朝廿四孝は武田信玄、上杉謙信と足利家との話で、今回は信玄の軍師となる山本勘助誕生編というような話。

突拍子もないのはネタバレになっちゃうけど、山本勘助直江兼続が兄弟とかいう設定。すごいよね(笑)

その兄弟をめぐって謙信と信玄の部下がいろいろと一悶着あるわけなんだけど……

桔梗原の段

武田と長尾(上杉)の国境い、馬草の刈り取りで領地を侵入したといういざこざで、武田の執権高坂弾正の妻唐織長尾の執権腰名弾正の妻入江が一悶着。

入江にやり込まれた唐織が引き退る形でとりあえずいざこざは治る。

二人がいなくなった後、一人の男がその国境いに口減らしの為に子供を捨てる。

その子供はなんと「山本勘助の子」という下げ札をしていた!

再び現れた唐織入江は高名な軍師として名高い勘助を迎え入れる為に、その子の継母になろうとする。

 

5月文楽・吉田玉助襲名披露公演を「本朝廿四孝行」を観てきた(文楽・感想)

 

継母となる為に、無理やり乳を飲まそうとする二人!なんだこのシチュエーションは!

乳ソムリエか

とりあえず、唐織が抱いて泣きやんだので、武田側に引き取られることに。

景勝下駄の段

打って変わって勘助の家。そこには先代・勘助の妻と二人の息子、横蔵慈悲蔵そして、横蔵の息子と慈悲蔵の妻お種の5人が住んでいる。

どこの誰かに生ませたかわからない横蔵の子供の子守をするお種。自分の子供は口減らしに捨てられたのに!

弟の慈悲蔵は孝行息子で、雪の中川魚を取ってきて母に食べさせようとするのだが、慈悲蔵がいまいち気に入らないお種は難癖をつけて、寒い中筍を取って来いと文句を言う。なんという毒親!

勘助住家の段

次に兄の横蔵が鳥を取って帰って来る。

家に帰るや否や、コタツに足を突っ込み、足を母親のお種にもませる横蔵。

それに嬉しそうに従う母。なんというマザコン!子離れできない毒親!(笑)

 

5月文楽・吉田玉助襲名披露公演を「本朝廿四孝行」を観てきた(文楽・感想)

 

そのあと、拾った子供を連れて唐織がやってくる。

実は慈悲蔵の子供が先ほどの捨て子で、この子を迎えるから勘助を軍師として武田の軍に迎えたいとのことだった。

子供を人質に軍師に迎えるとは!と怒る母は唐織を追い返す。

門に残された子供はお種の実子。ついに耐えられなくなり助け出そうとしたところを、隠れていた唐織に見られ、子供を助けたからには勘助は武田にくみするようにと告げていなくなる。その瞬間にどこからか刃物が飛んできて、お種の息子に突き刺さる!ひでえ!!

場面は打って変わって雪の中。筍を掘っていた慈悲蔵は、不自然に鳥が集まる場所を見つける。それを覗き見していた横蔵。

二人は争いながらそのあたりを掘り返してみるとなんと父親、先代山本勘助の軍略書が出てきた!

出てきた軍略書を母に渡すと、母親は横蔵に白装束を渡す。

実は武田勝頼に瓜二つの顔をした横蔵は、政略のため自害しなければならない、勝頼の替え玉にするつもりだったのだ!ひどい!

死にたくないとジタバタする横蔵。その弾みで足をけがし、自分の目をくりぬく。

目がなくなった自分は、もはや勝頼には似てないだろう!と見得を切る横蔵。

もう似てないからこれからは俺が山本勘助だ!と名乗りをあげる横蔵。

そして、そこに現れたのは弟の慈悲蔵。慈悲蔵は実はすでに長尾家の家臣となっており、本当の名は直江山城之助(兼続)だった!

そこに現れたお種は横蔵の子供を連れている。実はこの子供は足利家の遺児だった!

横蔵が暗殺されそうだったこの子を密かに引き取り、我が子と偽って育てていたのだった。

今後二人の兄弟は、武田と長尾に分かれ、それぞれの軍師として働くこととなった。

うーん、なんだろうこの話。死に損は慈悲蔵の子供だよなあ。なんで殺されたのがイマイチ説得力がないんだよなー。

ド派手な合奏!義経千本桜・道行初音旅

最後は義経千本桜・道行初音旅。義太夫、三味線揃い踏み。いつもの舞台袖での演奏ではなくて、正面にずらっと並んでの演奏。文楽では珍しいよね!

その演奏は迫力があって面白かった!そして狐は安定の桐竹勘十郎(笑)

すっかり狐つかいになられてるなあ(笑)

5月文楽公演(2018年5月)

第一部(午前11時開演)

 

本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)

桔梗原の段

 

吉田幸助改め五代目吉田玉助襲名披露
口上

 

景勝下駄の段

 

襲名披露狂言・勘助住家の段

 

義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)

道行初音旅

コメントを残す

Required fields are marked *.