先日、テクノ法要を観に行った時に、観てきた京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ展と、 マルセル・デュシャンと日本美術展。チケットがセットのがお得だったんだよね(笑)
テクノ法要:「テクノ法要ver真言宗@大報恩寺展」に行ってきた
テクノ法要が16時までだったので閉館ギリギリになってしまって、ゆっくり観ることができなかったんだけど、それでも見応えはあったよ。
表情豊かな仏像の数々「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」
テクノ法要はこの展示のイベントだったわけで、京都の大報恩寺所蔵の快慶・定慶作の仏像の数々が展示されていた。
個人的に好きだったのは快慶作の十大弟子立像。阿難陀、羅睺羅、優婆離、阿那律、迦旃延、富楼那、須菩提、大迦葉、目犍連、舎利弗。
釈迦の弟子たちの像で、どれも表情豊かで人となりが伺えそうで面白い。
外に出たら、聖・お兄さんとのコラボグッズが売っていた。そういえば、出てたもんなあ阿難陀とか(笑)
聖観音だけは写真を撮っていいそうなので撮影。仏像ってなんだかずっと観てられるよなあ。
マルセル・デュシャンと日本美術
次に観たのは向かいのマルセル・デュシャンと日本美術。
どれもコンセプチュアルな作品ばかりなんだけど、初期の頃とこはドローイングも普通にしてるのね。
と言っても、キュビズムに影響を受けているので、人物画とかはもうなんだか分からない四角の集まり(笑)
後半になってくると、普通の物に対する芸術性を問うような作品が出てくる。
有名な男性便器の「泉」という作品は便器に仮名のR.Muttというサインを入れただけのもので、自分が委員をしている展覧会に偽名で送りつけ、それが芸術として評価されいるかどうかという試金石の意味合いを持った作品だそう。
結果は展示されなかったため、デュシャンはその展示会の委員を辞めたそうだ。なんか面倒臭そうな人だなあ(笑)
芸術なのかデザインなのかを問うような作品が多くて、結構考えさせらえる内容の展示だった。
芸術って面白いね。
東京国立博物館
特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」
2018年10月2日(火)~2018年12月9日(日)
東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展 「マルセル・デュシャンと日本美術」
2018年10月2日(火)~2018年12月9日(日)