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浮気男は今も昔も同じ 花子[狂言]、身替座禅[歌舞伎]

元々狂言の「花子」(はなご)という演目が歌舞伎になって「身替座禅」というタイトルに変わった。内容的にはほぼ一緒。

最初に歌舞伎で中村勘三郎で観て、狂言では野村万作、萬斎親子共演で観た。

身替座禅

身替座禅

ハラ痛でトイレにこもれって無理あるけどね…(笑)でも先輩とは無理を言うもの。

狂言のタイトル、花子とは浮気相手の名前。
とある大名は浮気相手に会いたいが為に、お堂に籠って経を一晩中唱える(おこもりをする)から覗かないでねと妻に言う。
この奥さん、見た目もブサイク(笑)で嫉妬深い。離れたくないとただをこねるのだが、それを説き伏せて、大名はお堂に籠る。その際、布団を頭から被ってお経を唱えるわけだが、実は中身は大名の部下、太郎冠者。
太郎冠者を身代わりにして、自分は浮気相手に会いに行くわけだ。昔から権力者の部下って理不尽ね…

ところがこの身代わり、すぐに奥さんにばれてしまう。怒り浸透の奥さんは、太郎冠者と入れ替わり、布団を被って座禅を組む。そこに、浮気相手としっぽりやってきた大名が帰ってくる。
身代わりをしているのは太郎冠者だと思っている大名は、浮気相手との秘め話を自慢げに語り始め…という話。落ちは大体想像つくよね(笑)

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