丸子地移動動物園の備忘録

どっこい生きてるフリーランス-東京で活動するグラフィックデザイナー『丸子地移動動物園』のブログ

ABIKAI 市川海老蔵 第一回自主公演を観た

| 0 comments

先日、シアターコクーンで開催された「ABIKAI 市川海老蔵第一回自主公演」を観た。

演目は歌舞伎十八番「蛇柳」と「疾風如白狗怒涛之花咲翁物語。~はなさかじいさん~」 (はやてのごときしろいぬ どとうのはなさきおきなのものがたり)。

「蛇柳」は歌舞伎十八番だが長らく上演されていなかったものの復活、「疾風如白狗怒涛之花咲翁物語」宮沢章夫(脚本)と宮本亜門(演出)の豪華な新作。なかなか意欲的なラインナップだよねえ。

 

「蛇柳」

Wikiを読んだら「なぜ選ばれたのか分からない」歌舞伎十八番(笑)確かに内容的には結構薄い。時間も30分と短めだしね。現在にその当時の話は伝わってないらしく、脚本は新たに書き足したらしい。

蛇の霊に取り憑かれた男を僧侶が祓おうとする…ってのがあらすじで、どちらかというと舞踊。振り付けは藤間勘十郎。蛇に取り付かれた青年が海老蔵。祓う僧侶は話題の愛之助。

最後に蛇を退治しようとする武者が出てくるのだが、それも海老蔵。いつの間にか蛇から入れ替わっていた。なかなかの早変わり。海老蔵と愛之助が列ぶと海老蔵の顔のでかさが目立つなあ(笑)

 

「疾風如白狗怒涛之花咲翁物語。~はなさかじいさん~」 (はやてのごときしろいぬ どとうのはなさきおきなのものがたり)

花咲か爺さんを元に桃太郎や一寸法師などの話をリミックスして新たに作られた花咲か爺さん伝説。なんと海老蔵が白犬(笑)

源九郎狐みたいにもふもふを期待したら、白塗りの着物を着た海老蔵…目力がありすぎて怖いよ白犬(笑)

人間の開発のおかげで大水がでて、森が荒らされる。食べ物を取りにきたおじいさんが森の動物の教われたところを白犬が助ける。その白犬を飼う事にしたおじいさん。働き者なその犬を我が子の様に可愛がる、お爺さん夫婦。しかし、その白犬はなんと桃太郎のお供の犬だった。

鬼が島で鬼退治をした桃太郎は、報酬の少なさから悪党になっていた。手配書の出回る白犬を探す村人達と悪いお爺さん。この悪いお爺さんも海老蔵。

正体がばれる事を恐れたお爺さん達は、白犬を赤く塗って赤犬にする(笑)しかし、結局バレてしまって村人達と大立ち回り。そして…

ってなあらすじ。

 

なんというかテンポがすげー早い。歌舞伎独特の間とか全然なくて、話がぽんぽん進む。もうちょっと間が欲しかったなー。公演時間は1時間半くらいだが、なんかあっという間に終わった。最後の場面はなかなか荘厳で、ちょっと涙ぐみそうになったよ(笑)

海老蔵はなかなか軽快に白犬をやっていた(笑)悪いお爺さんはコメディータッチな役なんだけど、なんかその所作とかが勘三郎っぽかったなあ。お笑い系の演技は勘三郎の影響を結構受けてるね。勘三郎の息子達より、動きとかが似てたなあ。高杯とかやってたもんね、海老蔵。

荒事はお父さん、コメディは勘三郎って極めれば凄くいい役者さんになりそうだねえ。もう悪い事はしないで、芸に精進してくれ(笑)

話自体は面白かったんだけど、ターゲットはどの辺なのか分からなかったなー。ちょっと子供っぽい?その割には言葉は歌舞伎していて分かりにくいところがあり…

言葉をもうちょっと優しくしたら、子供向けの歌舞伎としていいんじゃないかなー?低年齢層向けアピールとして、十分面白い演目だと思うんだけどねえ。

あとパンフレット。海老蔵のアップ写真が多すぎ(笑)俺みたいに筋書きがほしい人にはちょっと読むのがつらいよ(笑)


コメントを残す

Required fields are marked *.