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「重版出来」1、2巻[漫画・感想]

漫画は漫画家だけじゃない!編集者奮闘漫画

電子書籍にて「重版出来」の1、2巻購入。重版出来は「じゅうはんしゅったい」と呼び、再販の事。

主人公は学生時代に柔道でオリンピックを目指すほどの実力者。怪我で引退し、就職活動をして出版社に入り、漫画編集に回される。
そこで出会う、癖のある編集者や漫画家、営業など出版に関わる人達。

未熟ながらも、情熱と根気だけはある主人公は、編集者ながら書店などを回っては、担当する漫画の良さを伝え、売り上げにつなげていく。

漫画というか、出版の裏側が覗けるお仕事漫画。
こんなに真面目に仕事してるかなー?とか思い直させてくれる熱さがあって面白い。

漫画の敵は漫画家!?

こうゆう漫画業界漫画は、困らせるのは漫画家ばっかりなんだよね。
「バクマン」もそうだったけど、わがままで「作家様」な漫画家や、売れるためになんでもする漫画家は出てくるけど、ダメな編集者はあまり出てこない。
出てきても、新人で、話が進むごとに一人前になっていく。

編集の人間は変人だけど、皆情熱を持って仕事に打ち込んでいる人ばかり……なのがねえ。

現実問題として、原稿捨てちゃったり、改変したりして作家怒らせたりと、ダメな編集者がネットで上がってるからね……

まあ、最終チェックするのが、「編集者」なんだから悪く書けないのは分かるけど、なんかちょっと空々しいんだよなあ。
特にこの漫画の社長の聖人っぷりったら。あそこまで出版社側を持ち上げると、接待漫画を読まされてる様な感じでもあるんだよね……

主人公が今のところ悩まない熱血バカだから、尚更。

もうちょっと綺麗事ばかりでないエピソードも読みたかったり。

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