起業に向けて走り出す主人公八軒
「銀の匙」12巻を買った。
八軒が高校生にして起業を目指し、色々と模索する巻。
最後には3年生にいつの間にかなっていて、話は進んでいないのに時間は急展開。学祭とかのイベントもさらっと流してたしねえ。でもまあ、起業をする為にお金を貯める……って事が目的だから、その辺をダラダラ展開しても仕方が無いのかもね。
紹介される現代畜産とかの話は、なかなか面白い。
へー、今はこんな感じなのかーとか。展開が早いので、なんかちょっと学習漫画っぽい雰囲気ではあるけどー。
八軒は、就職にあぶれた大川先輩を社長にして、彼が連れてきた黒豚を元に、放牧養豚業を始めることに。
考えすぎる八軒と、決断力と行動力がある大川先輩はいいコンビなのかもしれないね。
黒豚の処遇に関して、どうやって食べるか?とか八軒は成長したねえ。
子豚が生まれても、食べること優先な話をしている農学選考の生徒達の会話が、リアルな感じだよなー。
農の現実を語りながら、希望を示す良い展開。ほんと、いい漫画だよなあ。
銀の匙 Silver Spoon 12 (少年サンデーコミックス)
posted with amazlet at 14.08.20
荒川 弘
小学館 (2014-08-18)
小学館 (2014-08-18)