特撮好きOLの主人公、徐々に日陰趣味の仲間たちを増やす
トクサツガガガの4巻が電子書籍で出ていたので購入。
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見た目美人系のOL、仲村は生粋の特オタ(特撮オタク)なんだけど、会社では秘密。
行動原理は全て特撮の明言なんだけど、周囲が勝手に勘違いして、いい人だと思われている(笑)
秘密の趣味なわけで、一人でこっそりと楽しんでいたのだが、やっぱり仲間が欲しいとのことで、ちょっとずつ仲間集めに励んでいたり。
そんな行動が、一人の同僚北代にばれてしまい、精神的に追い詰められる。
が、それを公然とする訳でなく、やたらと敵視する北代。それには深い訳があった。
北代は実はジャニオタ(漫画では違うアイドル)で、前の会社ではそれを隠していたのだが、それがとある理由でバレてしまい、興味本位で詮索されて嫌な思いをしてしまったというもの。
そんな過去の出来事で、過敏になっていた北代にとっては、オープンオタク(実は行き違いでの勘違い)の仲村は目障りでしか無かった。
ジャンルは違えども同じ隠れオタクとして、和解することができるだろうか?
なんとなく分かるなーと思える今巻。
ジャニオタとかがバレると聞いてくるテンプレートとかあるよね、若い子好きなの?とか美形がいいの?とか。
何々さんはイケメン好きだから、彼氏できないんじゃないの?とかね。
なんというか、アイドル好きとかってキャバクラ通いとか、ホスト通いとかと混同してる人がいるよねえ。そうじゃないんだけどねえ。
オタク的な趣味があると、どーも無理解な人とかはテンプレート的な探り方をしてくる。それに悪意はなくても聞かれる方は嫌だな……と思ってしまう部分はある訳で。
いい年をしてこんな物が好き!という、自責の念があるから、やや自意識過剰になっているっていのはあるんだけどね。
トクサツガガガの主人公仲村は、その辺を前向きに解消していくのがいいなー。
同じような隠れオタクもので隠れコスプレ趣味のコンプレックスエイジとかあるけど、そっちの方はなんか深刻と言うか、重い展開というか。
たかが趣味なんだけど、その趣味が人間性を決定している部分もあるので、当人には大変な問題でもあるよね。