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東京で活動するグラフィックデザイナーのブログ

シネマ歌舞伎「阿弖流為」を新宿ピカデリーで観てきた

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映画でみる歌舞伎は細かな所が観られていいけど、アップが多いなあ

新宿ピカデリーで上映しているシネマ歌舞伎阿弖流為(アテルイ)を観てきた。

阿弖流為

阿弖流為は劇場でも観たんだけど、遠かったのでちゃんと観てみたかったんだよね。

13時10分から16時半と長め。途中10分間の休憩。

ピカデリーはBlurの映画を観たスクリーンと一緒。

ここはあんまり音響良くないんだよなあ……それがちょっと残念。

あらすじ

大和朝廷の時代。都では、立烏帽子党という盗賊団が暴れ回っていた。

立烏帽子党の党首は、立烏帽子(七之助)という女性で、実は蝦夷の民。

蝦夷は今大和朝廷から討伐対象とされている北の国だった。

蝦夷の評判を下げるため、偽の立烏帽子党が都を荒らしているところに、鈴鹿があらわれ、偽の立烏帽子党を打ち払う。

その騒動を聞きつけ、鎮圧に来たのが坂上田村麻呂(勘九郎)名を失った男(染五郎)

騒動のあと、名を失った男と立烏帽子は再会する。

運命的なものを感じた二人は、二人とも輝く紅玉を持っていた。

紅玉を付き合わすことによりお互いのことを思い出す、二人。

男は蝦夷の長の子阿弖流為、そして立烏帽子は阿弖流為の恋人、鈴鹿だった。

阿弖流為と鈴鹿は、村から駆け落ちする際に、山の神の領域に踏み込み、山の神の使いを殺してしまったのだ。

その呪いのため、名前と相手の記憶を失っていたのだった。

すべてを思い出した阿弖流為は、蝦夷のために戦うことを決意する。

しかし、その前には征夷大将軍となった坂上田村麻呂が立ちはだかるのだった。

映画で観ると細かなところでのこだわりが見られる

劇場では遠目で観ていたので分からなかった、小道具の細かさとかが観られて良いよねえ。

大和朝廷の将軍は浮き出た紋章だけど、一般兵はペイントだとか、クマこが思った以上にリアルだとか(笑)、染五郎ってカラコン入れてたんだとか(笑)

阿弖流為は衣装が華やかだし、そうゆうのがちゃんと観られるのはうれしい。

あと劇場で観ていたときはあまり、気にしてなかったけど、緩急のつけ方がうまい。

殺陣とかも歌舞伎的にゆっくりと魅せたあと、早い殺陣に映るとかね。

遠目だと気にしていなかったこととかが分かるのがいいね。

ただ歌舞伎だからかかもしれないけど、アップがちょっと多いんだよなあ。顔疲れする(笑)

それとやっぱり女形の人は遠目で見てる方が女性だよね(笑)

ただ御霊御前の萬次郎だけは女性(笑)不思議だわ-、普段は眼鏡のおっさんなのに女形やると綺麗なんだもんなー(笑)

脇の強烈さが主役を引き立てる

阿弖流為は主役はともかくかっこいいのだが、脇が強烈なのがいいよね。

コメディパートの蛮甲(片岡 亀蔵)とクマこのコンビや、善人の振りをした悪人、藤原稀継(坂東 彌十郎)。そして五月人形(笑)の佐渡馬黒縄(市村 橘太郎)。

そしてやっぱり御霊御前(市村 萬次郎)

今まで、特徴的な声の人だなーとしか思ってなかったんだけど、阿弖流為で好きになった!

もー、悪い女帝の役とか萬次郎さん以外考えられない(笑)

その立ち振る舞いや美しさ、そしてその声が歌舞伎界の三輪さんですよっ(笑)

それも相まってなんとなーく、全体的な雰囲気はもののけ姫みたいなんだけどね(笑)

ともかく歌舞伎を生で観た後に、映画で観るといろいろな発見があって面白い。

1階席でもあんなに表情は見られないしね。


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