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陸前高田ドキュメンタリー「あの街に桜が咲けば」を観た[映画・感想]

津波到達地点に桜を植樹する「桜ライン311」のドキュメンタリー映画

上野の東京都美術館で上映された陸前高田ドキュメンタリー「あの街に桜が咲けば」を観て来た。

あの街に桜が咲けば

あのさく公式サイト

40分間のドキュメンタリーでありながら、内容の濃い映画。
陸前高田市で行われているボランティア、「桜ライン311」を追いかけたドキュメンタリー。

桜ライン311 | 陸前高田市の津波到達点上に桜を植樹し、震災を後世に伝える為のプロジェクト

「桜ライン311」は津波の到達点に沿って桜を植えて行くという活動で、植樹の様子や活動の様子、問題点などが静かなトーンで語られていく。

桜を植樹する場所が思った以上に高台で、「こんなるところまで津波が!?」という事を再確認させてもらった。

先人の石碑などが所々に津波の警鐘をしていたのだが、石碑なんてものは気にしなければ内容まで読まないもんねえ。

桜ならば、毎年咲く度にその事を語り継げるという意味合いもあるらしい。
確かにこうゆう意識というものは、年が経つ毎に、悲しいかな低下していってしまうものなんだよね。桜というものは、毎年のメンテナンスがかかるし、何より毎年咲く事によって、思い出す事ができるわけだ。

ただ、津波到達地点を全て覆うには17000本の桜が必要になり、植樹する場所というのも、所有者のある土地だったりで、許可が必要だと言うこともあり、沢山の苦労がある様で。

非常に労力がかかり、今後の手間も沢山かかる事だけど、桜と言うものが、何かと暗くなりがちな被災地に対して、明るく前向きなボランティア活動に思える。

数十年後、17000本の桜が並ぶ姿は壮観だろうなあ。まさに未来へ託すという言葉がふさわしい活動なんだろう。

鑑賞後に、減災に関するワークショップがあった。
そういえば、グッズはうちにあるものの、ちゃんと有効利用できる感じではないなあ。その返見直してみないと。

自分なりに用意しておくべきものの話があったけど、俺の場合は予備の眼鏡をいくつか用意しておかないとなーと思った。目が見えなければ、何も出来ないしねえ。

あと、苗場の方にも予備の食料とか水とか用意しておこう。

あれから4年目になる訳だけど、まだまだやること、やれることを見直す良い機会でした。

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