先日、東京国立博物館で開催中の横尾忠則 寒山百徳展を観てきた。
寒山拾徳とは、中国、唐の時代に居たという詩僧、寒山と拾徳のことで、かなりの変人であり絵のモデルとして使われることが多い。
それを横尾忠則が独自の解釈で描いた連作が寒山百徳シリーズで、全部で102点の連作。
コロナ期間の最中に作られた作品集で、100号くらいのかなり大きな絵なのに、短期間で100以上の作品を描いたという、もう90近いのにすごいバイタリティだよね。
日付見ると、1日おきに描いてる期間もあるし。
作品にはそれぞれシリーズとなるモチーフテーマがあり、それを題材に面白おかしく、現代を揶揄するような構成で描いている。
トイレとトイレットペーパーをモチーフにした作品。
FUSION。
AIやらITやら。
RAMBO。ランボーの名のつく人たち。
初期は油彩、後半はアクリルで描かれている物が多かった。
とにかくどの絵もエネルギッシュって、ガシが勢いで描いてる感じが凄まじい。
ここのところやる気が停滞していたので、いい刺激をもらえた展覧会でした。
横尾忠則 寒山百徳展
東京国立博物館 表慶館
期間:2023年9月12日〜12月3日
URL:https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2598