ネットで話題だったので、つい観てしまった実写版ワンピース。面白かったので全8話一気観してしまいました(笑)
観たのは吹き替え版。アニメは観ていないけど、漫画は全巻持ってます。
程よいアレンジと魅力的なキャラクターたち
実写映画ってやっぱり不安要素が強かったりするんだけど、さすがは原作者が監修しているだけあって、設定とかキャラクターとかはしっかりしてた。
麦わらの一味はどれも魅力的なんだけど、特にルフィ役のイニャキ・ゴドイが素晴らしい。
全体的に細い体つきと長い手足がルフィっぽい立ち姿で、コロコロ変わる表情がとても魅力的。人間力ある感じで、漫画のルフィより個人的には好きだな〜。
漫画のルフィって良くも悪くも何考えてるか分からない感じはちょっとサイコパス感あるんだけど、実写版は人の本心を引き出す魅力があるんだよねえ。
それぞれの仲間が本当にやりたい理由を語るシーンがあるんだけど、抑えたトーンで、じっと目を見て、それが本当にやりたいことなのか?っと静かに諭す。
すると、仲間はついつい本心を語ってしまうという人タラシな雰囲気があるんだよね。
このルフィなら本音言っちゃいそうな雰囲気があるんだよなあ。
吹き替え版はアニメと同じ声優さんなのだけど、実写に合わせた抑えた演技で、とてもしっくりきてた。やっぱりプロはすごい。
原作と性格が一番違うのはガープだろうか?原作のガープは豪快なジジイだけど、実写版は思慮深く、若者の導き手という印象。
でも、素手で砲弾を投げてくれたのは嬉しいね(笑)それでこそガープって感じで。
ストーリーはナミが仲間になるアーロンとの戦いまで
全8話でアーロン編までなので、途中結構エピソードが削られてるんだけど、あんまり気にはならなかった。
サンジが仲間になるドン・クリークとのエピソードは大幅に改変されていた、割とサクッとサンジが仲間になったのはびっくりしたが、原作の印象的なエピソードは概ね再現されている感じ。
ゾロのミホークとの決闘とか、ナミ「助けて……」という台詞とか、やっぱりグッと来ちゃうよね。
ストーリー的にはかなりコビーがピックアップされていて、海賊サイト、海軍サイドで話が切り替わる。
ルフィの進撃とともに、コビーの成長が描かれる形となっていて、最終的にコビーがどうゆう海兵になるのか?という迷いを、ガープの対話の中で丁寧に描かれていた。
ガープと赤足のゼフとの会話が、このワンピースのシーズン1を象徴していて、次世代の若者たちの物語の始まりという形で、次を期待せざるおえない終わり方。
先日、2ンドシーズンの制作も発表されたので、否応おなく続編も期待しちゃう。
Netflixのアニメ、漫画原作ドラマはいまいちだったけど、それを払拭させた感じな丁寧な作り込み。やっぱり原作をどのくらいリスペクトするかってのが大事だよねえ。
変に監督の作家性とか出さなくていいんだよね。ほんと。
2ンドシーズンも期待大。ただ、今後はどんどん人外のキャラが出てくるので、それがどう表現されるかだよねえ、チョッパーとかフランキーとか(笑)